流星群の一つ「ぎょしゃ座流星群」。2022年は9月1日に流星の活動が最も盛んになる「極大」を迎える。小規模ながら、過去には「1時間に数百個流れるのでは?」との憶測を呼んだこともある流星群。今年はどれくらい流れ星を見られるのか。流れ星が見やすい時間帯や方角を調べてみた。
オススメの時間帯
ぎょしゃ座といえば、冬のダイヤモンドを形成する恒星「カペラ」が有名。ペルセウス座とふたご座の間にある。流れ星は、放射点を中心に放射状に出現する。放射点があるぎょしゃ座はこの季節、午後10時頃から見え始める。国立天文台によると、流れ星が見えるとされる30度ぐらいの角度まで上るのは午前1時半~午前2時ごろで、流れ星の見頃が始まる時間帯だ。
流れ星が見られる数は残念ながら1時間に2、3個程度。観測するのは難しそうだ。ただ、ほぼ新月にあたるため、観測条件はいい。運試し程度に夜空を眺めてみるのもいいかもしれない。
流れ星が見える方角
流星は、放射点付近だけでなく、空全体に現れる。いつ、どこに出現するのか分からないので、なるべく空の広い範囲を見渡せる場所を選ぼう。レジャーシートを敷いて地面に寝転んだり、背もたれが傾けられるイスに座ったりすると、楽な姿勢で観察できる。