地元の大学生が、広島の都心の活性化策について意見交換しました。「大人のキッザニア」といったアイデアも飛び出しました。
【写真を見る】「大人のキッザニア」も 広島都心の活性化 地元の学生がアイデアを提案
意見交換会は、都心の活性化を実現しようと、経済界が中心になって設立された「広島都心会議」などが開きました。
県内8つの大学から参加した16人が3つのグループに分かれて、「都心にどういった機能があれば、広島が住みたい街になるか」について話し合いました。
このグループの提案は、「芸術の街」です。
「芸術の街」を提案 学生グループ
「建築と芸術が組み合わさると、そこには人がいっぱい来る。カフェが入った公共図書館。目的がある人でも目的がない人もすべての人がそこに入って楽しめる」
このグループの提案は、熊野筆や西条の日本酒など、さまざまな伝統産業の製作体験ができる施設、名づけて「大人のキッザニア」の整備です。
「大人のキッザニア」を提案 学生グループ
「広島には伝統工芸などいろんな場所に魅力があるのに、それを街中で発信できないのは、すごくもったいないと思う。それを一堂にまとめて体験ができる場所をつくりたい」
ねらいは、観光客などが産地を訪れる動機づけです。
安田女子大学 4年 今井 佑香 さん
「広島に観光客が来ても地域にお金が落ちないのが課題で、もったいないし、悔しい。広島全体が盛り上がるような取り組みに変わればうれしい」
広島都心会議は、大学生の議論をさらに深め、会員企業などの前で発表してもらいたいと話していました。