大阪を中心に活動する5人組バンド、ズカイが9月28日（水）にリリースする待望の1stフルアルバム『ちゃちな夢中をくぐるのさ』から「反省モードおしまい」のミュージックビデオを公開した。
▼「反省モードおしまい」ミュージックビデオ：https://youtu.be/V2oEpUSajCc
リフレインする「あてもなく逃げる」という言葉は、額面通りの逃げではなく、ズカイなりの強い決意を持った変化のことを指している。監督には、プロデューサーやディレクターとしてサカナクションやTENDOUJIの番組を手掛け、羊文学、Awesome City Clubなど数々のミュージックビデオを制作してきた串田匠が担当。冒頭のワンカットには、“「反省モード」をおしまいにする”と宣言したGt./vo.まんくもの揺れる内面を表情からつぶさに捉えたものになっている。飄々とした言葉とは裏腹にその強い気持ちが、かつてないほど激しくソリッドな演奏シーンにも現れたと言えるだろう。
さらに、アルバムより先行配信第3弾として「涼しい顔」が先行配信された。ズカイの活動初期からあった曲で、2018年にリリースしたEP『夢ばかり見すぎて』に収録されていた楽曲である。ライブでもお馴染みで、バンドと共にキャリアを歩いてきた、彼らのアイデンティティを語る上で重要な楽曲だ。 そんな「涼しい顔」を今回、初アルバムのためにリアレンジ＆リレコーディングした。当時の音源と聴き比べると、ズカイがバンドとして格段に進化を遂げたことを実感するのと同時に、根本的に歌っていることはブレていないことに思わず顔を綻ばせてしまうだろう。ズカイが涼しい顔でキャリアを重ねながらバンドシーンから愛される理由が分かるはずだ。
アルバム『ちゃちな夢中をくぐるのさ』は、全16曲を収録。ジャケット・アートワークは新進気鋭のイラストレーターmillitsuka（ミリツカ）が担当している。ミュージックビデオが公開された「反省モードおしまい」を筆頭に、配信のみだった人気曲「目鼻口とエアリーショート」「ぽーいっ！」や、ミュージックビデオが10万回再生間近の「酸素」、初期楽曲の再録など、ズカイとしての活動の集大成と言える内容となっている。 以下、まんくもから「涼しい顔」についてのコメントが届いている。
Gt./vo. まんくも コメント
涼しい顔は、セカンドミニアルバム『夢ばかり見すぎて』にも収録されてて、よくライブで見てくれる方にも人気の曲です。今回は録り直して、リアレンジをしました。そんなだいぶ昔から僕は爽やかな女の人に一定の憧れがあります。まあ僕にはそんな爽やかな要素なんて全然ないので、羨ましいのです。歌詞もあの頃と少し変えてます。あの頃は爽やかさに憧れがありすぎて歌詞も爽やかですけれど、あの頃から時が経って僕は僕になることを決め、そして少し歌詞にもそんなところがでてるのかなと思います。"この夢でしか君に会えないなんて人生笑えないわ"という部分が新しく作った場所で、僕らしいなって僕が勝手に思っちゃった部分です。そしてこの曲が来月に出る（もう来月だと?!）フルアルバム、ちゃちな夢中をくぐるのさの最後を締めくくる華々しいエンドロールを飾るわけです。
