トムスが開発目指す『ひろしまモビリティゲート(仮)』に4社が合意。共同準備室を設置へ

 トムスは、2025年3月に営業を終える広島マリーナホップ跡地に計画する『現広島FMP開発事業用地の利活用に係る事業提案募集』の代表法人として、バルコム、広島マツダ、およびマツダを構成員に加え、『ひろしまモビリティゲート(名称仮)“アジア圏随一の“モビリティ・エンターテイメントの聖地”』についての事業ビジョン、ならびに広島県下の自動車関連企業を中心とした共同準備室を設置することについて4社で合意した。

 この『ひろしまモビリティゲート(名称仮)“アジア圏随一の“モビリティ・エンターテイメントの聖地”』は、広島市西区の広島マリーナホップの跡地に開発を計画しているもの。年間200万人超の集客を目指し、自動車など各ディーラー、最先端のモビリティ研究、さらにEVカートコースやシミュレーター、VR、また試乗やドライビングレッスンなどが楽しめる多目的サーキット広場、レストラン、バーベキュー、グランピングサイトなどを備え、「アジア圏随一の“モビリティ・エンターテイメントの聖地”」を目指す。

 この広島マリーナホップ跡地については、スーパーGT GT500クラスや全日本スーパーフォーミュラ選手権、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権など幅広くモータースポーツ活動を展開するほか、チューニングパーツでもさまざまなアイテムをリリースするなど、多くの事業を手がけているトムスが代表法人となっており、提案事業を具現化するための方策を協議・検討してきたが、今回事業ビジョン、さらに広島県下の自動車関連企業を中心とした共同準備室を設置することについて4社で合意したと発表した。

 今回の合意で、事業名称は「モビリティの価値を世界に向けて発信し、世界に誇れる場にしていくことを願って」、『ひろしまモビリティワールド』に決定。「誰ひとり例外なく、そして分け隔てなく、モビリティ体験に夢中になることを通じて、『人との繋がり』と『人生の可能性』を拡げることを目指す。

 また「ALL HIROSHIMAが世界とともに以下を実現し、世界に誇れる場にします」とし、下記の実現を目指す。
(1)誰もが熱狂できるテーマパークを創ります
(2)誰もが制約なくチャレンジできる環境を提供します
(3)革新的なモビリティバレー※を創ります
※モビリティに関する最先端の研究開発を行う新興企業を創出・集積する場

 共同準備室の概要は下記のとおりだ。

『ひろしまモビリティゲート(名称仮)“アジア圏随一の“モビリティ・エンターテイメントの聖地”』共同準備室
名称:ひろしまモビリティワールド共同準備室
主要構成企業:株式会社トムス、株式会社バルコム、株式会社広島マツダ、マツダ株式会社
推進応援団:瀬戸内海汽船株式会社、広島国際空港株式会社、広島大学、広島電鉄株式会社など

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