明治安田J2第8節最終日(31日・NDソフトスタジアム山形=1試合)4月に審判員の競技規則適用ミスがあったため再試合となった一戦で、ファジアーノ岡山が山形に2―0で勝った。前半11分の間接FKから再開され、そのプレーでバイスが先制点を決めた。勝ち点57(15勝12分け6敗)で3位に浮上した。
4月3日の対戦では、自陣ゴールへのバックパスを手でかき出した山形のGK後藤が退場処分を受けたが、本来は警告や退場などの罰則が与えられないケースだった。終了間際に得点したファジアーノが1―0で勝利したものの、Jリーグは再試合を決定。誤審のあった時点から再開された。
岡山2―0山形
前半1―0
後半1―0
岡山 15勝12分け 6敗(57)
山形 12勝10分け10敗(46)
【評】ファジアーノ岡山が快勝した。試合再開後、最初のプレーとなったFKから前半12分にバイスが右足で決めて先制。終了間際には相手のパスミスを奪ったハン・イグォンが左足でネットを揺らし、とどめを刺した。後半、守勢に回る時間が長かったが、全員で集中を切らすことなくボールを追い続け、得点を許さなかった。再三、好セーブを見せたGK堀田の貢献も大きい。
山形は好連係でゴールに迫ったものの、決定力を欠いた。