ダイアナ妃 生前にうつ、裏切り、過食症、自殺未遂など明かす 「閉じ込められる恐怖を常に」伝記著者語る

ダイアナ妃が生前、自身のうつ、裏切り、過食症、自殺未遂などを明かしていたそうだ。1992年出版の公式の伝記『ダイアナ妃の真実』の著者アンドリュー・モートンが、ダイアナ妃から直接送られてきた感情を吐露したテープを聞き驚いたことを回想している。

8月31日の25回忌を前に、27日のデイリー・メール紙にモートンは「自身の不幸、裏切られた気持ち、自殺未遂について話していました。初耳だったことが2つありました。神経性過食症、そしてカミラという女性です」と明かしている。

1996年にチャールズ皇太子と離婚したダイアナ妃から、後に妻となるカミラと夫の関係を打ち明けられたというモートンはこう続けている。

「1991年のことで、ダイアナは30歳になるところでした。10年間の結婚生活がここまで悲惨なものだったことは全く考えられませんでした。ほとんどの人にとってチャールズとダイアナはおとぎ話の類でした」

またモートンは、ダイアナ妃が自分を信頼してくれたのは、1986年に出会ったロンドンのセント・トーマス病院の放射線科にいた妃の友人であるジェームズ・コルトハースト医師のおかげだったとしてこう語った。

「その後、ジェームズにダイアナの訪問について尋ねた時、私は彼が彼女の何年にもわたる知り合いであることに気づきました。ジェームズとはスカッシュとランチを一緒に楽しむまでの仲になり全てを話しましたが妃については触れませんでした」と明かした。

さらに、「妃の友人としてジェームズは彼女の結婚が破綻し、夫がカミラ・パーカー・ボウルズと浮気をしている事を知っていたのは明らかです。ダイアナは、いつ王室の敵たちから精神的に病んでいると言われ、閉じ込められてもおかしくないという恐怖を常に抱えていました。他にどこに助けを求めることができたでしょう?」と続けた。

カミラからチャールズ皇太子宛ての愛を綴った手紙やポストカードをダイアナ妃から受け取ったというモートン。その内容にダイアナ妃の疑惑は正しかったと話すも、妃の方も乗馬インストラクターだったジェームズ・ヒューイットと1986年から91年まで、幼馴染のジェームズ・ギルビーとも1989年に短期間ながら、関係を持ちつつそれを隠していたと付け加えた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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