宮崎県が医療非常事態延長 病床依然逼迫、21日めど

 河野知事は31日、新型コロナウイルスの感染急拡大に伴い発令中の県独自の警報「医療非常事態宣言」について、同日をめどとしていた期限を、9月21日をめどに延長すると発表した。新規感染者数は減少傾向に転じている一方、高止まりしている病床使用率や医療現場の逼迫(ひっぱく)状況を考慮して判断した。本県への国による「BA・5対策強化地域」指定も同日まで延長されると発表。31日の会見で河野知事は「医療体制は引き続き危機的な状況にある」との認識を示した。

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