お台場の大観覧車、23年間の歴史に幕 さまざまな思い出乗せて…

東京・お台場エリアのシンボルとして20年以上にわたって愛されてきた大観覧車が8月31日で営業終了となります。詰めかけた多くの人たちは思い出を胸に、見納めとなる観覧車からの景色を満喫しました。

営業最終日となったこの日、最後となる観覧車からの景色を見ようと、大勢の人たちが詰めかけました。訪れた人は「きょうが誕生日で、観覧車も最後だと聞いたので、せっかくなので乗りに来た」「お台場を一望でき、85メートルから見渡せる景色はすごく圧巻だと思うので寂しい」などと話していました。

1999年の開業から23年にわたって延べ2100万人以上もの人が利用した大観覧車は、多くの人たちの思い出が生まれた場所でした。23年前に当時交際していた彼女と乗りに来たという男性の最後の乗車に、TOKYO MXのカメラが同乗させてもらいました。男性は「お台場のシンボルだったので、なくなるのは寂しい」とした上で「初めて来たデートの場所がお台場だった。当時はまだ手を握るのも恥ずかしくて、2人で座った時、わざと横に座って手を握った思い出があります。23年前の懐かしい当時の記憶がよみがえってきた」と語りました。

23年にわたる数えきれない思い出が宿る大観覧車は、8月31日午後9時に歴史の幕が下ろされました。

© TOKYO MX