南海トラフ巨大地震を想定 3年ぶりに静岡市で全職員およそ6000人が参加の防災訓練

「防災の日」の9月1日、静岡県静岡市では3年ぶりに全職員が参加する総合防災訓練を実施しました。

1日の訓練では駿河湾沖でマグニチュード9.0の南海トラフ巨大地震が発生し、静岡市内の広い範囲で震度7を観測、津波も到達した想定で職員の動きを確認しました。新型コロナの影響で3年ぶりに全職員およそ6000人が参加する訓練となりました。

<和田啓記者>

「こちらの会場では段ボールベッドを作っています。これが感染対策にも活きるということです」

静岡市内の避難所では職員が集まり運営訓練を実施しました。人が密集することが想定される避難所では、生活空間を仕切ることで感染対策にもなる段ボールベッドが有効なアイテムとなります。

<静岡市危機管理総室 佐藤航平さん>

「間仕切りがあるためプライバシーの確保、距離を保てる床板が高くなるのでほこりの吸引も防げると聞いている」

静岡市は訓練が実施できなかった期間を振り返り、職員の危機意識を取り戻したいとしています。

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