ソフトテニスで杉本・石川組全国へ 和歌山県大会で準優勝

全国大会に出場する杉本光さん(左)と石川直人さん

 和歌山県ソフトテニス選手権大会(県ソフトテニス連盟主催)がこのほど、和歌山市の紀三井寺公園庭球場であり、田辺市の杉本光さん(33)=WILL=と、御坊市の石川直人さん(33)=日高クラブ=の組が準優勝した。杉本・石川組は、10月21~23日に高松市で開かれる天皇賜杯全日本ソフトテニス選手権大会に出場する。

 県大会の男子の部は、高校生から一般まで30組が参加。3組ずつ10ブロックに分かれた予選リーグと、各ブロック1位の10組による決勝トーナメントがあった。

 杉本・石川組は予選を2勝して通過。決勝トーナメントでは初戦の準々決勝で和歌山北高校の組にゲームカウント4―3で逆転勝ちし、準決勝は粉河クラブ・きのくに信金の組に4―3で勝った。決勝は粉河クラブ・県庁の組に3―4で敗れたが、全国大会に出場できる上位2枠に入った。

 杉本さんは田辺高校、石川さん和歌山北高校出身。学年は杉本さんが一つ上で、ともに大阪体育大学に進学してテニスを続けた。

 大学時代に続いて社会人になってからもペアを組んで大会に出場し、2015年の全日本選手権に出場。昨年の県予選では5位に入り、地元開催のため出場枠が「6」あった全日本選手権の出場権を得たが、新型コロナウイルスの影響で大会が中止になった。

 杉本さんは「1試合目からきつく、格上ばかりで楽な試合はなかったが、勢いで勝てた」と今大会を振り返り「全国では実業団の選手が多く厳しい戦いになるが、しっかり練習して勝ちにいきたい」と抱負を話す。石川さんは「県大会では優勝したかった。全国では今回の予選のように攻めの姿勢で戦いたい」と話した。

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