【漫画】ぬいぐるみ&小学生のオマセな掛け合い 読後感すっきりの4コマ作品が人気に

80年代から90年代のアニメファンであれば、どこかノスタルジーを感じさせる、ほんわか系のお色気漫画が人気を集めている。しゃべるぬいぐるみと小学生の男女が織りなす4コマ作品は、大きなストーリー展開や過激な描写は一切皆無であるものの、その世界観を愛する読者たちに支えられ、今やTwitterでは36万人ものフォロワーを獲得している。

さかたはるき作品1-1

作者は、さかたはるきさん(@kervalchan)。たった1年前から創作活動に入り、SNSを中心にコンスタントに作品を発表している中で、数多くの読者に知られることになった。その創作に関する話と共に、Twitterで話題を呼んだ作品を紹介する。

「後味が良い食べ物が好きです!」

作者のさかたさんの創作意欲は実にあっさりとしている。雑誌やWebメディアでの連載ならともかく、自主的にSNSで作品を発表するためにはモチベーションを高めることが必要となる。さかたさんにとってそのモチベーションとは、「漫画を描いてみてすごく面白いと思ったから。漫画は楽しいです!」という言葉だけを頼りに創作を続けている。

さかたはるき作品2-1

創作に関する思いについても同様だ。一家言ある漫画家が多い中で、さかたさんの思いはとにかくわかりやすい。懐かしさを感じさせる作風については、「昔の作品に好きな絵が多いから」と話し、子どもを登場人物にしている理由は「たぶん、描きやすいからだと思います!」と、あっさり。とにかく、物事をストレートに捉え、自身の“面白い&楽しい”という感情を作品として表現していく。

さかたはるき作品3-1

そうした創作の中で、特に意識しているのが“読後感”だという。「創作で大切にしているのは……読後感です。後味が良い食べ物が好きです!」と教えてくれた。また、今後描きたい作品については、「人の最期を描きたい」と話してくれた、さかたさん。今回メールインタビューということもあり、端的な言葉で語ってくれたが、おそらくそのわかりやすい言葉で考えることが、どこまでもポップに感じさせる作風に通じているように感じる。これから、どのような読後感の良い作品を生み出すのか、楽しみだ。

◆◆さかたはるきさん情報

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https://onl.sc/ztwZ5e4

▶pixta /
https://www.pixiv.net/users/4273345

(よろず~ニュース特約・橋本未来)

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