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フィールドワークなどを通じて持続可能な地域づくりを考える催しが、倉敷市水島地区で開かれた。地元の高校生ら若い世代が交流しながら、環境問題やまちづくりの施策について意見を出し合い、学びを深めた。
「ユースと考える水島の未来」と題し、環境学習を通じた人材育成・まちづくりを考える協議会(事務局・みずしま財団)などが7月に行った。地元の古城池高の生徒をはじめ、高校生や大学生、地域住民ら計約60人が参加した。
まずは水島港からのクルージングで、コンビナートを海上から見学。地域の歴史を学習している古城池高生の解説で、立地している企業の特徴などについて学んだ。
続いて、地区内の施設でワークショップを実施した。エネルギー問題を巡る講演などの後、7~8人のグループに分かれ、2030年の地区の理想像や、実現のためにできることを話し合った。環境対策の重要性や、商店街活性化のアイデアなどが多く上がった。
参加した高校、大学生は議論に手応えを感じた様子。古城池高2年の女子生徒(16)は「いろいろな世代の人と話し、これまでなかった意見が得られた」、倉敷南高2年の女子生徒(16)は「まちづくりに興味があり、高校生のうちに挑戦してみたい気持ちが強くなった」と刺激を受けていた。
倉敷市水島地区出身の日本大1年の女子学生(18)は、現在住んでいるまちは子どもが多く商店街もにぎわっているとした上で「水島もそうなってほしい」と期待を込めた。