ヤングブラッド、最新アルバムからザ・キュアーの名曲をサンプリングした新曲を公開

Yungblud – Photo: David Wolff-Patrick/Redferns

ヤングブラッド(Yungblud)が、ザ・キュアー(The Cure)の名曲「Close To Me」をサンプリングしたニュー・シングル「Tissues」を公開した。

ヤングブラッドが「問題を隠さないでほしい。ティッシュに吹き込んで、僕におくれ、ねえ僕におくれよ」と歌う同シングルは、9月2日にリリースされるセルフタイトルの最新アルバムの収録曲となる。

<YouTube:YUNGBLUD – Tissues (Official Visualiser)>

また、この新曲リリースを記念して、ヤングブラッドはApple Musicのゼイン・ロウの番組に出演。同番組の対談の中で、彼は、ザ・キュアーをサンプリングを思い付いたのは、スタジオ・セッションを終えて「Close To Me」を聴いていた時だったという。

「どうにか(ザ・キュアーの)ロバート・スミスを説得して、これをサンプリングさせてもらえるなら、なんだって構わない。それだけで勝てる気がする。美しい曲になったよ。このアルバムでは、自分や仲間が聴きたくなるような音楽を作りたかった。それが一番のこだわりだった。そして明らかに、俺たちはこの曲と共に成長したんだ」

また彼は、今回のサンプリングについて、2019年のNMEアワードで初対面していたロバート・スミスから承認を得た経緯について、次のように明かしている。

「知り合いづてに彼のメールを教えてもらって、彼に、“こんにちは、ザ・キュアーのロバート・スミスさん。‘Close To Me’はおそらくUKが生んだ史上最もアイコニックなビートです。この曲の中で使わせていただけないでしょうか?”っていうメールを送ったんだ。俺は内心、“断られたらどうしよう”と思ってたよ。そうしたら、その2日後に彼から返信があったん。全部大文字で書かれたそのメールには、“やあ君。使うのは問題ないよ。愛を込めて、ロバート”とあった。俺はすぐに制作チームに電話をして、“‘Close To Me’をサンプリングする許可をもらったよ”って伝えたんだ」

ヤングブラッドは、2023年、2月にイギリスで行われる7つのアリーナ公演を含む新たなワールドツアーをスタートさせる。イギリスでのツアーは、ロンドンのOVOアリーナ・ウェンブリー(ウェンブリー・アリーナ)公演で締めくくられる予定だ。

Written By Rhian Daly

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