おかえり!横浜マリンタワー 3年半ぶり再オープン 夜景と映像融合の展望フロア

改修工事を経て3年半ぶりにリニューアルオープンした「横浜マリンタワー」(横浜市中区)。1日夜には点灯式が行われ、カウントダウンのかけ声に合わせてライトアップされた=横浜市中区

 「横浜マリンタワー」(同市中区)が1日、3年半の改修工事を経てリニューアルオープンした。「Nature&Future」をコンセプトにタワー内外を一新。安らぎと未来を感じさせる空間を提供する。

 目玉の一つは、タワーから見える夜景と映像作品を融合させる展望フロアの演出。季節ごとにアーティストが変わり、何度来ても楽しめる。外壁を緑化して、隣接する山下公園などとの一体感を創出し、普段使いできるカフェやレストランも備えるなど、市民が集う居心地の良い空間づくりを目指した。

 同日の記念式典では、タワーを運営するリストプロパティーズ(同)の北見尚之代表取締役が「マリンタワーを大成功させ、横浜観光の『起爆剤』にしたい」とあいさつ。山中竹春市長も「市民、観光客に一層楽しんでもらえる空間になった。国内外から多くの人が集まり、活力が生まれることが楽しみ」と話した。

 正午のオープンを前に、リニューアルを楽しみにしていた市民らの列ができた。タワーの近くで生まれ育ったという藤間和美さん(58)は「幼い頃、お出かけのリクエストはいつもマリンタワーだった」と回顧。「友達や息子とも来た思い出いっぱいの場所。今日が待ち遠しかった」と笑顔で話した。

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