N0NAME、初主催フェス『HEAVEN'S FES 2022』のレポートを公開

8月30日@渋谷・duo MUSIC EXCHANGE

名古屋発のダンスボーカルグループ・N0NAMEが、8月30日(火)に渋谷・duo MUSIC EXCHANGEにて初の主催フェス『HEAVEN'S FES 2022』を開催した。

まずはオープニングアクトとして、この日唯一のガールズグループであるGeeSLYのステージからスタート。フレッシュで元気なダンスと明るい歌声で華やかにフェスの開幕を飾った。

8月30日@渋谷・duo MUSIC EXCHANGE(GeeSLY)

2番手のPRIZE-OUTは、黒のスタイリッシュな衣装で登場。「Up to You」でキレのあるダンスと爽やかな笑顔を見せたかと思えば、「Unbalance」では熱いラップとアグレッシブなパフォーマンスで観客たちの視線を釘付けにしていく。「Upupup」でさらに会場のテンションを上げると、ラストの「SavageBeast」まで一気に駆け抜けた。

3番手は、ソロシンガーソングライターのCAIKI。DJと共に登場し、ラップも交えたクールなトラックの「I’m all yours for tonight」や、歌謡曲テイストの「OH ONE NIGHT」、壮大なバラードソング「戯言」など、多彩な楽曲を熱く歌い上げる。ライブ後半では、新曲の「そよ風」、そしてあたたかいメッセージが込められたCAIKIの代表曲「あゆみ」を披露し、大きな感動を残していった。

8月30日@渋谷・duo MUSIC EXCHANGE(CAIKI)

4番手は、大阪からやってきた実力派ダンス&ボーカルグループAGE。「Money」で初っ端からダイナミックなダンスを見せつけ、「Turn it up」、「Make A Hit」で会場全体を巻き込んでいく。関西ノリのMCで空気を和らげたあとは、リラックスして楽しめる「One More Summertime」を届け、ライブをAGE色に染めた。ラストは彼らが最も大切にしているというバラードソング「2人Story」を披露。会場はあたたかな空気に包まれた。

8月30日@渋谷・duo MUSIC EXCHANGE(AGE)

5番手は、2022年で9周年を迎えるメジャーグループFlowBack。鋭いラップを歌いながら入ってきた彼らは、一気に会場の空気をかっさらっていく。Swan.Jのパワフルかつクールなラップと、REIJIの真っすぐに響く歌声に観客たちは魅了されていた。「Calling」ではキレ味のあるダンスを披露し、ハイレベルなパフォーマンスを見せつける。MCでは、笑いも交えながら次の曲の振付をレクチャーし、ライブ中とは打って変わって親しみやすい雰囲気を醸し出していた。ラストは「MUKIDASHIラブ」と、ORANGE RANGEのカバー曲「イケナイ太陽」で、常夏のステージを届けた。

8月30日@渋谷・duo MUSIC EXCHANGE(FlowBack)

6番手は、N0NAMEの盟友でもある名古屋発の3ピースボーカルユニットMonday Dirty Jokes。開口一番に「仲間の晴れ舞台、みんな力を貸してくれよ!」とエモーショナルなメッセージを放ち、「MONSTER」、「Bestie」を披露。思い思いにノリながら彼らのステージを楽しむ観客たちからは、早くも一体感が生まれていた。力強いメッセージソング「GONG」では観客たちが拳を突き上げて共鳴し、会場のボルテージはどんどん上がっていく。「ハジライハナインダ」でさらに熱を生み出したあとは、ラストの「ツヨメテキーラ」へ。タイトルコールを聞いただけで歓喜した観客たちは、会場を揺らすほどの盛り上がりを見せた。

8月30日@渋谷・duo MUSIC EXCHANGE(Monday Dirty Jokes)

そしてトリは、この日の主催者であるN0NAME。幕開けの「BACK TO THE START」から攻撃的なラップとダンスを披露し、攻めのステージを仕掛けていく。続く「Beautiful」では、既にテンションの高まった観客たちが頭上でハンドクラップを打ち鳴らし、一体感を生み出す。煌びやかな夜の空気漂う「Reborn」ではしなやかなダンスと大人っぽい表情を見せ、観客たちを魅了。MCではSHOJIが「最後の最後まで全力で盛り上げていくのでよろしくお願いします!」と真っすぐに想いを語り、SEIRAは「身体が壊れても喉が壊れても最後まで盛り上げていきます!」と気合いの入ったメッセージをおくった。

8月30日@渋谷・duo MUSIC EXCHANGE(N0NAME)

TOKIが「上手くいかなかったときに支えられた曲」と紹介して始まったのは、疾走感あふれる「CRUISING TOKYO」。荒波に揉まれながらも夢へ向かって進む彼らの姿をそのまま描きだしたような歌詞に、大きな感動が芽生えていく。さらにATSUYAの甘い歌声とHIROSHIのハイトーンボイスが楽しめる「Summer Love」で開放的なムードを作り上げると、本公演のタイトルでもある新曲「HEAVEN」へ。この曲は撮影OKとされていたため、メンバーは観客たちが構えるスマートフォンのカメラへ向かって最高の笑顔を見せる。ラストは「AROUND」で全員が思い切りタオルを振り回し、この日一番の盛り上がりを見せる。ステージ上にもフロアにも笑顔が溢れる中、最高のフィナーレを飾った。

8月30日@渋谷・duo MUSIC EXCHANGE(N0NAME)

共にシーンを築く仲間たちが集結したN0NAME初主催のフェスは、大盛況のうちに閉幕。N0NAMEは、12月24日(土)に神田明神ホールにて4thワンマンライブを開催する。

Live photo by Daiki Fujii
Text by 南明歩

N0NAME オフィシャルHP

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