姿勢改善・気力の湧かない寝起きにおすすめ! 肩甲骨を背骨に寄せる簡単ストレッチ

おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。

起床後の姿を鏡に映したとき。思っていた以上に姿勢が悪くて、ギョッと驚いたことはありませんか?

それに、何だか呼吸も浅くて、朝から元気が出ない…。仕事や予定がある朝は、体にも心にも早い段階でシャキッとやる気スイッチを入れておきたいので、困ってしまいますよね。

気力が湧かない寝起きにおすすめのストレッチは?

そこでおすすめしたいのが、腕をグルッと大きくまわすストレッチ。背骨から肩甲骨の内側にかけて位置する筋肉・菱形筋(りょうけいきん)を動かしていきます。

菱形筋は、左右の肩甲骨を背骨側(中央)に引き寄せる働きや、下方に回旋させる働きをするいわば“胸を張る”ための筋肉。

ストレッチをしてほぐしてあげることで、胸がグーッと開いて深い呼吸をしやすくなったり、背筋がシャキッと伸びやすくなったりして、姿勢の改善と気分のコントロールに効果を期待できるでしょう。

しかも、このストレッチは動きがとても簡単。寝姿勢や、長時間の同じ姿勢などで凝り固まった肩甲骨周辺が動かされるため、肩こりが気になる方にも◎!

それでは早速、ストレッチをおこなっていきましょう。

肩甲骨を背骨に引き寄せて、美姿勢&深い呼吸を手に入れる!

1)楽な姿勢で座る。両腕を体の前に伸ばしたら、ひじのあたりで腕をクロス。手のひらを上に向ける

※ 両腕は肩の高さに持ち上げます。腰が反ったり、丸まったりしないように、尾骨~頭頂部までが自然と真っすぐになる姿勢を保ちましょう。

2)【息を吸いながら】腕を頭上に持ち上げる

※ 腕は、頭上に向かうにつれてクロスの幅を狭めていきましょう。ひじは、無理のない範囲で伸ばしておきます。吸う息に合わせて、ゆっくりと腕を持ち上げましょう。

3)手の指先が真上にきたら、【息を吐きながら】腕が体の横をとおるようにして、下ろしていく

※ 左右の肩甲骨が中央に寄る感覚を意識しながら、腕で大きな円を描いてゆっくりと下ろしていきます。呼吸に合わせて5回ほど繰り返したら、手のクロスを上下反対にして、同様におこないます。

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起床後はもちろん、デスクワークの休憩中におこなってもOK。

背中が丸まって、呼吸が浅くなっていると感じたときに、ぜひ試してみてください。

胸が開いて、背筋が伸びた美姿勢で過ごしていると、呼吸がしやすくなるほか、目線も下がりにくくなって、気持ちを前向きにしてくれるでしょう。

それでは今日も、良い1日を。

☆この連載は<毎週金曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!

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