横浜の住宅で夫婦刺され死亡 死因は失血死 義理の息子は首つり

事件があった現場付近=8月27日午前、横浜市西区藤棚町1丁目

 横浜市西区藤棚町1丁目の住宅で、この家に住む男性(66)と妻(63)が血を流して倒れているのが見つかり、その後死亡が確認された事件で、司法解剖の結果、2人の死因は胸と背中を刃物のようなもので複数回刺されたことによる失血死だったことが1日、戸部署への取材で分かった。

 隣接する住宅の2階ベランダでは、夫妻の長女の夫(30)が死亡していて、死因は首の圧迫による縊死(いし)だったことも判明した。署は、夫妻の複数の刺し傷などから、何らかの恨みを持っていた夫が2人を殺害した後に自殺したとみて調べている。

 事件は8月27日午前4時15分ごろ、長女から110番通報があり、駆け付けた署員が夫妻を発見した。署によると、男性宅1階和室の掃き出し窓が割られていた。署は双方の住宅から刃物を複数本押収した。

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