くちばしでつつかれるも無事に保護…アパートの駐車場に迷子のタウチー 沖縄・うるま署が飼い主探す

 30日午後3時半ごろ、沖縄県警に「タウチー(闘鶏)が徘徊(はいかい)している」と110番通報があった。発見場所のうるま市田場のアパート敷地にうるま署の安慶名交番勤務の西里竜一巡査長(33)ら3人の警察官が急行。アパート駐車場付近に迷い込んいでたタウチーを保護した。西里巡査長は「警察官になって7年。迷子の保護はあっても、迷子の闘鶏には初めて対処した」と笑顔。うるま署は一時保護し、飼い主などに関する情報提供を呼び掛けている。

 うるま署によると、タウチーの背丈は50センチ程度、羽根は黒色。早朝から大きな鳴き声を署内に響かせ、健康状態は良好とみられる。通報を受け駆け付けた際、すぐに捕獲を試みたが、西里巡査長はくちばしで手をつつかれるなどしたため、刃物事案などで使用する耐刃手袋を装着。バタバタと羽根を羽ばたかせるタウチーを無事に保護したという。 迷子のタウチーに愛着が湧いてきた様子の西里巡査長だが「飼い主がもし現れなければ、飼いたいのもやまやま。でも、連れ帰ったら妻に怒られるはず」と言い、一日も早い、飼い主のお迎えを期待している。

 闘鶏を巡っては、動物愛護などの観点からも適切な取り扱いや飼育管理が求められている。うるま署は動物やペットを飼育する際は、管理を徹底するよう呼びかけている。

【関連記事】
▼【かわいすぎ】路上で眠るメジロ、ジョギング男性が肩に乗せ「救出」
▼感染しニャい?黒マスクの子ネコがやってきた
▼「マグロが海に落ちている」ドライブの夫婦が発見、素手で生け捕り
▼【動画と写真】いけすの水を抜いたら…出た!巨大スッポン
▼イノシシの子?いいえ山芋です! 頭の毛までそっくり
▼「出逢えたキセキ」キーちゃん3度目の飛来 今度は載った新聞を見るため?
▼虐待され衰弱した猫…愛のリレーで命を救う 助けた児童ら5人を表彰

© 株式会社琉球新報社