「日本の祭りinやまぐち」観覧者、9月9日まで募集中 10月8日と9日、各地の伝統芸能が一堂に

 10月8日(土)と9日(日)に開催される「日本の祭りinやまぐち」のメイン会場=KDDI維新ホール(山口市小郡令和1)における観覧者が募集されている。締め切りは9月9日(金)。

 これは、国内や海外の地域伝統芸能が、年に1回一堂に集まって競演する全国規模の催しで、山口県での開催は初めて。コロナ禍により、一昨年(静岡市)と昨年(鹿児島市など)は中止(開催数にはカウント)されたため、2019年の奈良県・橿原市(27回)以来3年ぶりの30回大会になる。

▲橿原市での27回大会の様子(事業報告書より抜粋)

 大会には、本年度の「高円宮殿下記念地域伝統芸能賞」「地域伝統芸能大賞」「地域伝統芸能奨励賞」の受賞者など計32団体が出演する。メイン会場の開催時間は、8日は午後0時15分から5時15分までで、9日は正午から午後4時15分まで。出演団体は次の通り。

 [8日]岩国行波の神舞(岩国市)▽冨田人形(滋賀県長浜市)▽江刺鹿踊り(岩手県奥州市)▽土佐絵金歌舞伎(高知県香南市)▽朝倉の梯子獅子(愛知県知多市)▽川邊志津枝(島根県浜田市)▽篠笛(東京都八王子市)▽奄美の島唄(鹿児島県喜界町)▽山口鷺流狂言(山口市)
 [9日]ロータスの伝統的な踊り(ベトナム)▽東京高円寺阿波おどり(東京都杉並区)▽どすこい(鹿児島県西之表市)▽徳地人形浄瑠璃(山口市)▽土居神楽舞(山口市)▽昇殿 巫女の舞(萩市)▽大板山たたら太鼓(萩市)▽切山歌舞伎(下松市)▽三作神楽(周南市)▽龍王伝説(山陽小野田市)▽久賀引山太鼓(周防大島町)

 観覧を希望する人は、①はがき(9日消印有効)②ファクス③ウェブサイト(https://matsuri-yamaguchi.jp/)いずれかの方法で申し込む。①②は、「メイン会場観覧応募」、希望日(両日も可)、代表者の住所、氏名、年齢、電話番号、同伴者(4人まで)の氏名、年齢、情報保障席(車いすもしくは手話)の利用希望を明記し、「日本の祭りinやまぐち」観覧受付事務局(〒753-0075 山口市中園町7-40 c-court 1F、fax083-963-4154)へ送る。応募者多数の場合は抽選。問い合わせは、同事務局(TEL090-2612-9983)へ。

 「日本の祭りinやまぐち」の正式名称は「第30回地域伝統芸能全国大会『地域伝統芸能による豊かなまちづくり大会やまぐち』」。1993年に始まった「地域伝統芸能全国フェスティバル」がルーツで、金沢市で開かれた第1回には、山口祇園祭で奉納される「鷺の舞」の披露もされた。2001年の静岡での9回目からは「地域伝統芸能による豊かなまちづくり大会」も合わせて開催されるように。2012年以降は「フェスティバル」が「大会」に変わり、翌2013年から現在の大会名となった。

 当日は、メイン会場に加え、サブ会場(山口市中央公園)も設けられる。さらに、9日のみ長門市(ルネッサ長門)で関連イベントも開催される。

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