開放感たっぷりのボイボイキャンプ場は九州で大人気!その魅力を徹底解説

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アメリカ在住のアウトドアライター舟津です。コロナでなかなか日本に帰れなかったのですが、やっと日本へ帰国。その間、日本でのキャンプを満喫しました!今回は、九州のキャンパーに人気の「ボイボイキャンプ場」へ。雨の中でのキャンプでしたが、広く開放感たっぷりのフィールドが魅力の「ボイボイキャンプ場」の特徴やおすすめ宿泊方法を紹介したいと思います。

ボイボイキャンプ場とは?

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九州随一の観光地、大分県「久住(くじゅう)」。くじゅう連山を望む緑のパノラマが広がる久住高原は、夏は涼しく避暑地としても人気が高い場所です。その、緑のパノラマを十二分に堪能できる約1万坪の広大な大草原にあるのが「ボイボイキャンプ場」です。

近年は区画キャンプサイトや電源オートサイトのキャンプ場が増えましたが、ここはすべてフリースペース。自分好みの場所を見つけて、自分流のキャンプライフを満喫できます。

山奥のキャンプ場の場合、スーパーや観光施設に行くのが大変ですが、ここは久住の観光エリアにあるため、キャンプ場の周辺には食料が買える場所や温泉施設が点在。テントやタープのほかに、ランタンや焚火台などのレンタルギアも充実しており、初心者キャンパーにもやさしいしキャンプ場です。

ボイボイキャンプ場
・住所:〒878-0201 大分県竹田市久住町大字久住4050−11
・アクセス:日田インターから車で約1時間15分
・電話番号:080-3997-0037
・公式サイトURL:http://boiboicamp.kuju-kogen.com/
・サイト:フリーサイト 最大100組
・地面:芝生
・車の乗り入れ:横付け可能
・利用時間:チェックイン13時から/チェックアウト12時
・場内設備:売店、シャワー、コイン式洗濯機、ドックラン、カフェ
・キャンサイト利用料金:
車プラン(車1台+1テント+1タープ)3,500円~(繁忙期は値段が変動)
バイクプラン(バイク1台+1テント+1タープ)2,000円~(繁忙期は値段が変動)

ボイボイキャンプ場の設備

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管理受付棟は2022年8月現在建設中。それまで受付はプレハブ棟で行われ、密を避けるため、書類を作成する棟と、受付棟の2つに分かれています。受付棟には、薪や炭のほか、キャンプギアを販売。ただし、夕方には閉まるので、必要なモノは早い時間に買いに行きましょう。

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キャンプサイト

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キャンプサイトはフリーサイトのみ。広々としたフィールドの空いている場所にテントを設営します。車もフィールド内を自由に走らせることができ、テントに横付け可能(車両の移動は21時まで)。ただし、フィールド内には緩やかな坂があり、こんもりとした丘のようになっているため、繁忙期は早めにいかないと、フラットな場所に設営できないことも!

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人気のエリアは、炊事棟やトイレ・シャワーがある管理棟近くのエリアとのことですが、常連さんはゆっくり過ごせる丘の上を好む人も多いとのこと。

確かに、筆者もフィールド内を歩いてみましたが、どの場所も開放的ですが特に丘の上は阿蘇山を望め、眺望抜群!また、ドックランが丘の上にあるため、犬連れのキャンパーは丘の上の方がよいように思えました。

炊事棟

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キャンプフィールド内に炊事棟は3カ所。その1カ所にはコイン式洗濯機が完備。

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シンクはひとつひとつが広く、お湯も出るため使いやすく清潔。BBQグリル用の幅が広いシンクもあり、灰・炭の廃棄場所も炊事棟にあります。ただし、ゴミ捨て場はないため、キャンプ場で出たゴミはすべて持ち帰りましょう。

グリル用シンク
灰・炭の廃棄場所

トイレ&シャワー

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トイレはキャンプフィールド内に2カ所。その1カ所にはバリアフリーのトイレも完備。シャワーは管理棟近くのトイレ横にあり、5分300円のコイン式。

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キャンプ内にシャワーがあるのは嬉しいですが、日本一のおんせん県大分の温泉を楽しむのがおすすめ。キャンプ場周辺にはシャワー代金と同じぐらいの料金で入られる温泉施設が15分圏内にたくさんあります。

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個人的には車で5分ほどと、キャンプ場の目と鼻の先にある「久住高原ホテル」(立ち寄り湯:500円※2022年8月現在)の温泉がおすすめ。ここは、雲海のような乳白色のブルーの硫黄泉の露天風呂と、塩化物泉の内風呂の2つの異なる源泉の温泉に一度に入ることができます。

久住高原ホテル
https://kujukogenhotel.com/

カフェ

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キャンプフィールド内には、絶景が眺められる「カフェボイボイ」と、雑貨も扱う「カフェNanohana」があり、ランチタイムをカフェで過ごすこともできます。

焚火や花火は可能!しかし使用には注意が必要

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芝生のフィールドですが、サイト内で焚火は可能。ただし、炊事棟にある保護板の上に焚火シートを敷いて、その上に焚火台を乗せ、芝生を焼かないようにしなければなりません。焚火シートを持っていない人は、管理棟で購入可能。また、花火も芝生では禁止。場外のアスファルトか砂利のところで楽しめます。

繁忙期は早めに到着。アーリーチェックインを利用するのもあり!

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今回、筆者は2泊しましたが、お盆明けの週初めだったため、まだ多くのキャンパーが訪れていました。ちなみに、私たちが宿泊した前日まではお盆期間だったためソールドアウト(最大100組)になっており、繁忙期は早めの予約が必要になります。

アメリカではフリーキャンプサイトはほとんどなく、キャンプ場はほぼすべて区画サイト。ですので、フリーサイトにキャンプをするのは初めてだったのですが、「早くチェックインするべきだった」と後悔。

広々としたフィールドですが、オンシーズンは最大100組のキャンパーが訪れるため、早く行かないとテントを設営する場所を探すのに一苦労します。

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区画サイトの場合は、多少遅い時間にチェックインしても、テントを設営する場所が決まっているため、他のキャンパーに気兼ねなく設営できますが、繁忙期のフリーサイトは、場所取りが大変です。

週末や繁忙期以外は1日10〜20組程度とのことで、スムーズに場所取りはできますが、週末や繁忙期は、早めのチェックインがおすすめ。通常のチェックインは13時からですが、追加料金を払えばアーリーチェックインも可能です。

基本的に、キャンパーは良い方ばかりで、設営場所でもめることはないかと思いますが、早く行けば眺望が良い場所や、管理棟近くに設営できます。特に初心者の人は、早めにチェックインすることをおすすめします。

ボイボイキャンプ場の周辺は自然豊かな観光スポットが点在

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ボイボイキャンプ場の横は、久住の人気観光スポット「くじゅう花公園」ですし、ブルワリーやワイナリーも10分圏内にあり。

少し車を走らせれば、アマゾンプライムのCMロケ地として一躍有名になった「黄牛の滝」や、もののけ姫のような世界観が広がる「山吹水源」など、自然豊かな観光スポットが点在しています。

まったり、キャンプ場で1日を過ごすのもよいですが、自然豊かで見どころある場所が周辺に多く点在しているので、ぜひキャンプとともに観光も楽しみましょう。

満点の星空を眺めに再チャレンジしたい!

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残念ながら、今回は3日間雨の中でのキャンプで、星空を眺めることはできなかったのですが、久住高原は「全国の美しすぎる星空スポット10選」にも選ばれるほど天体観測に最適な場所です。夏は一面に広がる緑、冬は雪が降ることもあり、四季折々の景色が堪能できるキャンプ場。

次回は、満点の星空の下、まったりビールを飲みながら天体観測をできれば!と思い再度行くことを心に決めました。

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