プレス金型設計製造の有限会社江口金型設計製作所(新潟県加茂市)が破産開始決定、新潟県内における53件目の新型コロナウイルス関連破たん

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社江口金型設計製作所(新潟県加茂市、設立1974年8月1日、資本金1,400万円、江口稔社長)は18日、新潟地裁三条支部より破産開始決定を受けた。なお、破産管財人には齋藤貴介弁護士(弁護士法人北辰法律事務所県央事務所、新潟県燕市)が選任された。負債総額は約4,000万円。

江口金型設計製作所はプレス金型設計製造業者。これまでの実績から培った技術力や各種機械設備の導入で様々な顧客ニーズに対応できる体制を構築し、2010年6月期は約5,000万円の売上高を計上していた。しかし、市況低迷や他社との競争激化などで、その後は受注が低迷し、昨今のコロナ禍の影響もあり、2021年6月期の売上高は約1,500万円に減少していたもので、先行きにおいても好転材料は乏しく、今回の事態に至った。

新潟県内における新型コロナウイルス関連破たんは53件目となる。

© にいがた経済新聞