慶大、学生も有償版Zoomの利用が可能に 9月1日から

これまで教職員のみが対象となっていた義塾が契約しているZoomの利用について、9月1日からは学生にも利用対象者が拡大された。今回の運用変更によって教職員だけでなく学生も無制限のZoomミーティングを主催できるようになった。

COVID-19によるZoom社の特別対応は5月で終了

Zoomの無料で使えるアカウントでは、ミーティング時間が40分間に制限されている。COVID-19への対応として一時はZoom利用者全員にこの制限が解除された。今年5月以降、この対応は終了し時間制限が適用されるようになっていた。

利用にはkeio.jpから申請が必要

既にkeio.jpのメールアドレスでZoomの無料アカウントを持っている場合でも追加で申請を行い、慶應の組織アカウントにリンクする必要がある。学生が組織アカウントとリンクさせるには、keio.jpで「サービス」→「ソフトウェアライセンス取得システム」にアクセスし、Zoomの利用を申請する。申請が完了するとメールが届くのでそれに従ってログインする。手順の詳細は湘南藤沢ITCのページから確認できる。

既に無料アカウントを持っている場合、使えるようになるまでに1-2時間程度かかることがあるとされている。そのため、使用する予定がある場合は事前に申請しておきたい。

一部の機能は教職員に限定

今回の利用者拡大により、学生も300名まで時間制限なしのZoom Meetingsを主催できるようになった。また、クラウドレコーディングも使用できる。

しかし、教職員がオプション申請によって利用が可能な500名または1000名までのZoom MeetingsやZoom Webinarは申し込みができないほか、クラウドレコーディングの保存期間も7日間に制限されている。授業のSA/TAなどをしている場合は気をつけて欲しい。

また、学生,教職員いずれの場合も慶應の研究および教育目的の利用に限定してライセンスされているため、他大学での授業や商用で利用することはできない。

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