折れない就農を支える「3本の矢」を準備。「熱意」があれば大丈夫! 高級メロン栽培に仲間と一緒に挑戦しませんか? 長崎県松浦市・地域おこし協力隊募集

1. 7軒の農家が礎を築いた、地域の宝をつなげたい!

日本の最西端エリアに位置する長崎県松浦市。
その松浦市で、今回、地域おこし協力隊を募集する地域は、海と山に囲まれた地形を活かして、今も多彩な農畜水産物がつくられている御厨・星鹿地域。

中でも松浦アールスメロンは、松浦ならではの「赤土」で、旨みや甘みがぎゅっと濃縮された、とろけるような美味しさ!今から約50年前、7軒の農家がメロン栽培に挑戦。技術を磨き広めるうち、最盛期には60軒に増えたものの、現在は8軒にまで縮小、加えて、高齢化により、後継者不足にも悩んでいます。

しかし、松浦で約50年、地域とともに磨き上げてきたメロン栽培技術は、決して無くしたくない地域の宝。アールスメロンは高度な栽培技術が求められる難しい作物だからこそ、この技術を次世代につなげたい!

そこで、農業の魅力も大変さも熟知したメロン農家、JA職員、市役所職員がタッグを組み、移住コーディネーターも含めた万全の体制で、アールスメロン栽培の後継を目指す地域おこし協力隊を募集します!

地域おこし協力隊の仕事内容

2. 松浦アールスメロンの後継者育成支援策「3本の矢」

日本で新規就農者が増えない理由は大きく2つ。ひとつは農業の技術習得の難しさ。もうひとつは、農地やハウスなど初期投資の大きさです。それらをカバーし、就農と移住の不安を和らげ、協力隊任期終了後も継続してサポートする「3本の矢」を準備しました!

第1の矢(支援策①)【約3年間の報酬/住まい/研修用農地】保証!

約3年間は市の地域おこし協力隊として採用し、月額報酬をお支払いします。また、探すのが大変な住まい/研修用農地、軽トラックほか必要な農機具はすべて準備済。苗代、肥料代、燃料代も予算の範囲内で市が負担。移住と転職の負担と不安を軽減します。

第2の矢(支援策②)【約50年磨き上げたメロン栽培技術】指導!

技術指導を担当するのは、アールスメロン栽培に20年以上取り組む農家・辻さん(50歳)。辻さんが専任指導者となり、地域おこし協力隊に農家に必要な知識やメロン栽培技術を直伝。更に、研修用農地(ハウス)では、自ら実践栽培にもチャレンジします。

第3の矢(支援策③)【協力隊任期後の独立も、退任後も】サポート!

地域おこし協力隊着任から退任後も、移住と農業のベテラン職員を中心に、暮らしも仕事もサポート。松浦に縁もゆかりもなくても心配なし!農業の知識や経験がなくても、むしろ大歓迎!農業に熱意のある人を全力で支えます!!

3. 30代を目前に農家に転身した、指導者・辻さん

「アールスメロンは、国内でも数箇所で栽培されているけれど、松浦アールスメロンの特長は2つ。

1つは、一苗から一玉だけを育てて旨味や甘味を凝縮させる栽培技術。もう1つは、赤土。粘土質で保水力があるので、土が水や栄養を保つんです。だから、収穫前に水切りができる。すると、糖度がぐっと上がって旨味や甘味が凝縮された香り高いメロンができます。」

そう教えてくれたのはメロン農家の辻さん。今でこそベテランですが、もともとは農業に興味がなかったとのこと。辻さんの転機は29歳。お父さんが急逝されたことがきっかけでした。

「土地もハウスもあるから、やってみよう」とサラリーマンを辞めて一念発起。近所の先輩農家に聞いたり、栽培の様子を見せてもらいながら、技術を少しずつ身につけました。

辻さんは3人の子息のお父さん。販売用に栽培するのはメロンのみ。奥様と2人で取り組んでいます。

4. 短期集中で収入が大きい!だから、松浦アールスメロン

辻さんに聞きました。
「たくさんの作物がある中で、なぜメロンなんですか?」

答えは「短期集中で1年に2作できるから。」

「年1回しか収穫できない作物もありますが、松浦アールスメロンは春と夏の2回栽培できます。苗植えから収穫まで3ヶ月と短期間勝負で、最盛期は大変だけど、がんばった分だけ評価と収入に直結する。管理が難しい作物だからこそ、少ない面積でもうまくできれば収入は大きいです。」

メロンの栽培スケジュールは、春は3月下旬から8月上旬、夏は8月中旬から11月上旬がメイン。辻さんのハウスは3つあり、1つのハウスに1500本前後を苗植え。メロン1苗に、春は3日に1回、夏は2日に1回手をかけています。12月から3月初旬は、土の消毒やハウスの手入れなどを行っていて、3月下旬からの繁忙期に比べると、お休みや、自分の時間をつくりやすいとのことです。

1日のタイムスケジュールは、午前3時半から昼過ぎまで農作業(繁忙期の場合)。苗植えから40日の間や、出荷時期は、朝早くからの作業が続くことも。暑い時間帯は、ハウス外でできることを行ったり、一息入れたりしています。

辻さんに最後の質問。
「地域おこし協力隊に求めることは何ですか?」

答えは「とにかく、やる気!」

「メロン栽培は1人では難しい作業があるので、はじめは特に家族の協力が得られると心強いですね。あとは、やる気さえあれば、農業に関することはお伝えします!」

5. 松浦市ってこんなまち

松浦市があるのは、日本の最西端エリア。佐賀県伊万里市、長崎県平戸市、佐世保市に隣接する、人口約21,000人の小さなまちです。

まちの概要編

暮らし編

松浦市マップ:https://goo.gl/maps/sPSrC9wXv6hrSnC9A
松浦市 青の大学(移住者の体験談も!):https://ao-university.com/

6. 担当者からメッセージ

松浦市役所職員より

地域おこし協力隊として来ていただき、松浦アールスメロン栽培の後継者を目指すのは、私たちにとっても初めての大きな挑戦です。ただ、大きな挑戦だからこそ、その経験から得られるものは多く、

努力が実を結んだ際の喜びは格別であると思っています。

あなたの「熱意」、その想いを形にするべく、最初の一歩を、ここ松浦市で私たちと、松浦アールスメロンの後継者として、共に歩みましょう!

今回の地域おこし協力隊の募集は、農業の経験が全くなくても、松浦に縁もゆかりもなくても、とにかく「熱意」さえあれば、後継者育成支援策「3本の矢」で、私たちが全力で支えます!今回、2人の協力隊を採用予定なので、同期もいますよ^^

私たちと一緒に、挑戦しませんか?

7. 募集条件

●地域おこし協力隊導入目的

●勤務内容

●募集人数:2名

●勤務地:松浦市星鹿町内

●雇用形態:松浦市会計年度任用職員(パートタイム)

●雇用期間:着任日〜令和5年3月31日 ※ただし、最長3年間まで延長可能

●社会保険等:健康保険、厚生年金、雇用保険に加入 (自己負担分は報酬から差引き)

●勤務日及び休日

※ただし、季節や天候等により土日祝日に勤務を要する場合があります。その場合は、週休日及び休日を振り替えます。

●勤務時間

※ただし、季節や天候、作業状況により勤務時間を変更する場合があります。
※勤務時間の変更は、5時から22時の間で行います。 (例: 5時30分〜13時30分)

●報酬等

*家賃・駐車場負担なし!市が準備する戸建て住宅(駐車場あり)に居住できます
*子育て支援充実!保育料等、高校生等までの医療費等の助成があります
*職場近隣には季節の野菜の100円無人販売が点在!食費を安く抑えられます

●副業:地域おこし協力隊としての活動に支障がないと認められれば可能(要相談)

●農地及び農機具等

●ほか経費負担

【市の負担】

【協力隊の負担】

●応募要件

●募集期間

募集開始の日から令和4年9月30日 (金) まで(当日消印有効)

※ただし、定員を満たした場合は事前周知なく締め切らせていただくことがあります。お早めにご連絡ください。

●応募方法

応募用紙に必要事項を記入の上、添付書類を添えて、下記応募先までご提出してください。
応募様式ダウンロード:https://www.city-matsuura.jp/material/files/group/46/ouboyousiki.xlsx

添付書類は、住民票の写し、運転免許証の写し(表裏両面)

●選考方法

一次選考(書類審査)→二次選考(面接審査)

●応募・問合せ先

長崎県松浦市 農林課
〒859-4598 長崎県松浦市志佐町里免365
TEL:0956-72-1111

8. 応募のご希望やご質問は、下記お問い合わせフォームからお願いします

応募に関する問合せはもちろん、地域おこし協力隊や移住に関する質問もお気軽にどうぞ!本採用は、日本一の協力隊のサポーターを目指す協力隊OBOGによる組織「長崎県地域おこし協力隊ネットワーク」がサポートしています。

問い合わせフォームはこちら

The post 折れない就農を支える「3本の矢」を準備。「熱意」があれば大丈夫! 高級メロン栽培に仲間と一緒に挑戦しませんか? 長崎県松浦市・地域おこし協力隊募集 first appeared on Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム.

© ネイティブ株式会社