2021年、土石流災害が起きた静岡県熱海市で9月4日、市長選挙が告示されます。現職と新人の2人が立候補を予定していて、戦いへの準備を進めています。
告示を2日後に控えた9月2日、現職の斉藤栄市長は普段通り市役所に登庁し、公務にあたりました。
<現職 斉藤栄氏>
「選挙戦というのは、政治家にとって大切な機会だと思っていますので、2日後の告示に向けてしっかり準備して、1週間戦っていきたいと思っています。選挙というのは数字でもって結果が出ます。どれぐらい自分が信任を受けている、それを踏まえて次の4年間に繋げていく大事なプロセスだと思います」
一方、新人の泉明寺みずほさんは、事務所で告示後の活動の確認作業などに追われました。
<新人 泉明寺みずほ氏>
「現職は長いですから、名前が浸透しているの知っているがそういうことよりも、私の思いを伝えていき、賛同してもらう。こういうことを一つ一つ着実にいま重ねていっているところです。普段(性格が)穏やかな方でして徐々に戦いに入っていくのだなというそういう気持ちになりつつあります」
立候補を予定している2人の主な訴えです。
現職の斉藤さんは、
▽土石流の被害を受けた伊豆山の復旧・復興
▽観光・経済の活性化
▽コロナ禍からの脱却と躍進
新人の泉明寺さんは、
▽伊豆山の復旧・復興、災害対策
▽女性活躍社会の実現
▽市長の多選自粛条例の制定などを挙げています。
熱海市長選は9月4日に告示、11日に投票が行われ、即日開票されます。