静岡県内では9月2日、新たに3848人が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。9日連続で前の週の同じ曜日を下回っていて、病床使用率も低くなっています。
感染者を自治体別に見ますと、浜松市で765人、静岡市で617人、富士市で237人などとなっています。浜松市で基礎疾患のない高齢者1人が亡くなるなど県全体で10人の死亡が確認されました。
1日あたりの感染者数は先週の金曜から1490人減少し、9日連続で前の週の同じ曜日を下回りました。
＜静岡県健康福祉部 後藤幹生参事＞
「人口10万人あたり800人、1週間あたり3万人を下回ったということで、7月下旬ぐらいの水準に戻ってきた」
静岡県内をはじめ、全国的に感染者数が減少していることについて「ピークを越えた」という見方もありますが、学校が再開したことで感染が再拡大する恐れもあるとして、静岡県は今後の動きを注視していきたいとしています。
一方、病床使用率は県全体で59.1％と、一時80％近かった数字から下がってきています。
＜静岡県健康福祉部 後藤幹生参事＞
「オール静岡の医療提供体制が着実に進んできている。ご意向を示して頂いた病院、診療所に感謝申し上げます」
県は感染症法に基づき、コロナ患者を受け入れていない病院でも入院させるよう8月23日に協力要請を出していて、その成果が現れている可能性があるとしながらも引き続き感染対策を徹底するよう呼びかけています。
