流通大手イオンの傘下・イオンリテール（千葉市）は2日、「イオン天王町ショッピングセンター」（横浜市保土ケ谷区）を10月18日にオープンすると発表した。2020年2月から、建て替えのため休業していた。「イオンスタイル」と42の専門店で構成、食と生活必需品がワンストップでそろう新たな施設へと生まれ変わる。
施設は地上3階、地下1階建てで、売り場面積は2万平方メートル超。地域最大級という食品フロアでは、新型コロナウイルス禍で需要が伸びている冷凍食品を種類豊富に展開。地元のブランド豚や野菜など、横浜産の「食」コーナーも拡充させる。
オンラインと実店舗を融合する取り組みにも注力。インターネットで注文した商品を受け取る専用カウンターなども設ける。
周辺では大型マンションの開発などが進み、今後も転入などが見込まれているという。浜口好博南関東カンパニー支社長はこの日の説明会で、「地域の関わりを大切に、新たなコミュニティーの形成を目指す」と語った。
