高円宮妃久子さまが郷土の味に関心 宇都宮で式典出席、3年ぶり来県

県食生活改善推進員協議会の展示物をご覧になる高円宮妃久子さま(右)=2日午後2時20分、県総合文化センター(代表撮影)

 高円宮妃久子(ひさこ)さまが2日、県総合文化センターで開かれた本年度の全国食生活改善大会・第52回全国食生活改善推進員協議会大会の式典に出席された。県によると、公式行事での来県は2019年以来、約3年ぶりとなる。

 両大会は日本食生活協会などが主催。食を通した健康づくりに取り組む地域ボランティア「食生活改善推進員」の相互交流などを目的としている。久子さまは活動の趣旨に賛同し、長年大会に出席している。本県での開催は初めてで、県内外から約650人が参加した。

 久子さまは「活動を長きにわたって続けておられ、積極的にさまざまな課題に取り組んでこられました。長年のご活躍に敬意を示します」と述べた。

 エントランスロビーには本県の郷土料理が展示された。久子さまは式典後、県食生活改善推進員協議会の鈴木美恵子(すずきみえこ)会長(73)の説明を聞きながら、しもつかれや耳うどんを興味深そうに見学した。

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