スイス氷河、85年間で半減 温暖化影響しペース加速

スイス南東部グラウビュンデン州の氷河。1935年(上)と比較すると2022年(下)は右下の氷河が消えて湖になっている(スイス地理院/スイス連邦工科大チューリヒ校提供・共同)

 【ジュネーブ共同】アルプスを抱える欧州の山国、スイスにある氷河の体積が2016年までの85年間で半減したとの研究結果を、スイス連邦工科大チューリヒ校とスイス当局が3日までに発表した。2万枚を超える写真の分析から推計した。16年時点と比較すると現在までにはさらに12%減少し、地球温暖化の影響でペースが加速。氷河融解が深刻化している。

 国連の気候変動に関する政府間パネルは19年の報告書で、今世紀末までに世界の氷河は最大で47%減少し、特に欧州などの小規模な氷河は80%以上減少すると予測。生態系に影響を与えるだけでなく、災害リスクを高めると懸念されている。

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