8月の各賞受賞者が決定 ブレグマン、アレナドらが月間MVPに選出

日本時間9月3日、メジャーリーグ機構は8月の各賞受賞者を発表し、アレックス・ブレグマン(アストロズ)がアメリカン・リーグ、ノーラン・アレナド(カージナルス)がナショナル・リーグの月間最優秀選手に選出された。月間最優秀投手はドリュー・ラスムッセン(レイズ)とザック・ギャレン(ダイヤモンドバックス)、月間最優秀新人はジョージ・カービー(マリナーズ)とマイケル・ハリス2世(ブレーブス)、月間最優秀リリーバーはエマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)とエドウィン・ディアス(メッツ)が選出されている。

ブレグマンは27試合に出場して打率.362、7本塁打、22打点、1盗塁、OPS1.133をマーク。2018年6月、2019年8月に続いて自身3度目の月間MVP受賞となった。打率.317、8本塁打、20打点、OPS1.040をマークした大谷翔平(エンゼルス)にも票が入ったが、2021年6月、2021年7月に続く自身3度目の受賞とはならなかった。

アレナドは27試合に出場して打率.364、9本塁打、29打点、1盗塁、OPS1.139をマーク。2015年9月、2017年7月、2022年4月に続いて自身4度目(今季2度目)の月間MVP受賞となった。カージナルスの選手が同一シーズンに月間MVPを2度受賞するのは2009年のアルバート・プホルス以来の快挙である。

ラスムッセンは6試合に先発して34回1/3を投げ、3勝1敗、防御率1.57、33奪三振をマーク。日本時間8月15日のオリオールズ戦で8回までパーフェクトに抑えるなど快投を続け、自身初の月間MVP受賞となった。

ギャレンは6試合に先発して40回を投げ、5勝0敗、防御率0.68、44奪三振をマーク。34回1/3連続無失点を継続したまま8月を終え、7月のメリル・ケリーに続いてダイヤモンドバックスから2カ月連続で月間最優秀投手が選出された(ギャレンは初受賞)。

カービーは5試合に先発して29回1/3を投げ、4勝0敗、防御率2.15、34奪三振をマーク。マリナーズは今季2度、フリオ・ロドリゲスが月間最優秀新人に選出されているが、投手では2011年のマイケル・ピネダ以来の快挙となった。

ハリス2世は27試合に出場して打率.337、4本塁打、15打点、5盗塁、OPS.989をマーク。今年5月末にメジャーデビューしたばかりで、実質3カ月間しかメジャーでプレーしていないハリス2世だが、6月に続いて2度目の月間最優秀新人に輝いた。

クラセは13試合に登板して11回1/3を投げ、0勝1敗7セーブ(成功率100%)、防御率0.79、12奪三振をマーク。2021年8月、2022年6月に続いて自身3度目(今季2度目)の受賞となった。

ディアスは10試合に登板して10回2/3を投げ、1勝0敗6セーブ(成功率100%)、防御率0.84、16奪三振をマーク。6月、7月に続いて3カ月連続の受賞であり、マリナーズ時代も含めると自身8度目の受賞となった。月間最優秀リリーバーは2017年に表彰が開始され、ディアスの8度は史上最多の受賞回数である。

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