「憧れの人」からサプライズ マネジャーのはずが…原口選手が登場 行田西中「職業調べ」の手紙縁で

原口元気選手(中央)とオンラインで交流したサッカー部員たち=行田市立西中学校

 埼玉県行田市立西中学校のサッカー部員7人が、熊谷市出身でドイツのウニオン・ベルリンに所属するプロサッカー選手原口元気選手(31)とオンラインで交流した。交流はサプライズで実施され、部員たちは原口選手の登場に大興奮。原口選手の名前と背番号が入った新しい日本代表のユニフォームもプレゼントされ、最高の思い出になった。

 同校は総合的な学習の時間で、職場体験を行っていたが、新型コロナウイルスの影響で断念し、職業調べを実施。憧れの人に手紙を書くことになり、2年生がそれぞれ手紙を書いた。同部の桜沢陸さん(13)は原口選手宛てに質問も書いた手紙を送ったことで、今回のオンライン交流が実現することになったという。

 交流会は原口選手のマネジャーから回答してもらうという想定で、サッカー部員に集まってもらった。途中で原口選手が画面に登場すると、部員たちは大喜び。部員はさまざまな質問をし、原口選手も丁寧に回答した。試合時の緊張の対処方法を聞かれた原口選手は「緊張した方がいいプレーができる。緊張している時はラッキーだとポジティブに考えて」と話した。

 桜沢さんは「小学校の時から原口選手のファンで、格好良かった。今回の経験を生かして、今後もサッカーを頑張っていきたい」と感想を語った。

 日本代表のユニフォームも贈呈した原口選手は11月に開幕するワールド・カップ(W杯)カタール大会にも触れ、「W杯は難しいグループリーグを突破し、個人的にももう一度ゴールを決めたい」と意気込んでいた。

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