10、20代の献血達成率で栃木県が全国1位 学内献血が要因か

県内を巡る献血バス=2020年4月

 2021年度に栃木県で献血をした10代(16~19歳)は9846人で、目標に当たる献血計画者数に対する達成率は117.2%となり、2年連続で全国1位だったことが2日までに、国のまとめで分かった。20代の達成率も107.1%で前年度の4位から1位になった。栃木県の高校で盛んな「学内献血」の影響とみられる。

 一方、新型コロナウイルス禍で、従業員数の多い企業での集団献血が十分に実施できない面もあるという。県赤十字血液センター(宇都宮市)は積極的な協力を呼びかけている。

 厚生労働省によると、前年の実績などを基に決定する21年度の栃木県10代の献血計画者数は20年と同数の8400人。同年度内に9846人が献血した。20代は献血計画者数1万1760人に対し、献血者数は1万2598人。30代の達成率は101.0%で、京都府の101.9%に次いで全国2位だった。

2021年度都道府県別の献血達成率

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