レイズがヤンキースを破る 最大15.5ゲーム差がついに5ゲーム差に

【ヤンキース0-9レイズ】@トロピカーナ・フィールド

首位ヤンキースを6ゲーム差で追う2位レイズは、4回裏にデービッド・ペラルタのタイムリーで先制すると、7回裏に2点、8回裏には大量6点を追加。9対0で大勝し、一時は最大15.5まで広がっていた両球団間のゲーム差は、ついに5まで縮まった。レイズ先発のジェフリー・スプリングスは6回途中4安打無失点で7勝目(4敗)をマーク。ヤンキース先発のドミンゴ・ヘルマンは7回途中6安打3失点(自責点2)の力投も3敗目(2勝)を喫した。

4回裏にペラルタのタイムリーで先制したレイズは、7回裏にクリスチャン・ベサンコートの9号2ランで貴重な追加点をゲット。8回裏には張育成(チャン・ユーチェン)とマニュエル・マーゴのタイムリーに2つの押し出し四球などヤンキースのミスも重なり、一挙6点を追加して勝利を決定づけた。9点ビハインドとなったヤンキースは野手のマーウィン・ゴンザレスを登板させざるを得ない状況に。アーロン・ジャッジが2打数0安打(四球1、打撃妨害1)に終わるなど、打線もわずか5安打と元気がなかった。

レイズは前半戦に快進撃を見せたヤンキースに日本時間7月11日の時点で15.5ゲーム差をつけられていたが、それ以降はヤンキースが18勝28敗と失速したのに対してレイズは28勝17敗と着実に貯金を増やし、両球団間のゲーム差は5まで縮小。お互いのチーム状況や、直接対決が5試合残っていることなどを考えると、十分に逆転の可能性がある。レイズとしては今回の3連戦の残り2試合にも勝利し、ヤンキースにさらなるプレッシャーを与えたいところだろう。

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