土石流から1年2ヵ月いまだ1人不明課題山積のなかで市長選へ(静岡県・熱海市)

静岡県熱海市の土石流災害から1年2カ月となった9月3日、いまだ行方が分からない1人を探すため、警察が一斉捜索をしました。

伊豆山港では、警察が犠牲者に黙とうを捧げたあと、いまだ行方不明の太田和子(おおた・かずこ)さんを探すため60人態勢での一斉捜索を行いました。捜索隊は、海の中や波消しブロックのすきまなどを念入りに捜索しました。

また、土石流災害の現場が見える場所では、最初の通報があった午前10時半に合わせて被災者などが黙とうを捧げました。

土石流災害をめぐる課題が山積する中、熱海市では、4日、熱海市長選挙が告示されます。

<被災者>「住民の意見を聞いて、何を本当に求めているのかというのを市長自ら話し合いの場に出てきてもらいたい」「原因(究明)だけじゃなく、避難についても検証してしてくれる人に(票を)入れたいと思う」

© 静岡放送株式会社