土田氏が出馬表明 現職・秋山氏の後継 次期県議選上越市区

 来春改選の県議会議員選挙・上越市選挙区(定数5)に出馬する意向の国会議員秘書、土田竜吾氏(34)は4日に記者会見を開き、決意表明した。今期限りで引退する意向の現職、秋山三枝子氏(71)の後継として無所属で出馬し、本県の自殺者減に向けた政策などを訴えていく考え。

来春改選の県議選・上越市選挙区に向け記者会見した土田氏(右)と秋山県議(4日、高田城址公園オーレンプラザ)

 土田氏は柿崎区出身。上越市高田地区で青果店を営む。立憲民主党の森裕子前参院議員の秘書を約6年間務め、現在は同党の梅谷守衆院議員の秘書。
 会見では出馬表明とともに、「誰もが自分らしく生きられる社会へ」をキャッチフレーズに本県の自殺者減、農林水産業の振興、ジェンダー平等の推進、経済対策、再生可能エネルギーの積極的な導入などを訴えていく方針を示した。
 中でも自殺者減への対策を重要視しており、「新潟県は2021年の自殺死亡率が全国でワースト3。問題の一つ一つにしっかりとアプローチし、一人一人が安心して暮らせる新潟県を、絶対につくっていかなければ」と力を込めた。
 会見には秋山県議も同席。平成27年の県議選初当選からこれまでを「上越市議会も含め、(県内に)女性議員がすごく増えた。一つの役割を果たせたと思っている」などと振り返りつつ、土田氏に対し「私たち団塊世代とは違った経験と感性を持って、これからの県議会に必要な人材として活躍してくれることを、心から願っている」と期待を寄せた。

© 株式会社上越タイムス社