沖縄知事選の期日前投票、10日間で5万359人 選挙人名簿登録者の4.28%、前回より3.93ポイント低下 台風の影響か

 沖縄県選挙管理委員会は5日、11日投開票の県知事選挙について、8月26~9月4日の期日前投票者数の速報値を発表した。10日間合計で、選挙人名簿登録者数(117万6110人)の4.28%に当たる5万359人が投票を済ませた。2018年の前回選の同時期と比べ、4万4784人少なく、選挙人名簿登録者数に占める期日前投票者数の割合も3.93ポイント低下した。台風の影響を受けたほか、同日選挙の期日前投票が始まっていないため、投票率は過去2番目に低い数値となった。
 選管発表で、県内11市の期日前投票者数は前回選同時期比2万8689人減の3万6221人、町村は同1万6095人減の1万4138人だった。台風の影響で8月31日以降、期日前投票所を閉鎖している自治体も多く、県選管によると、前回選の同時期との比較で、36市町村で期日前投票者数が減少した。
 一方、期日前投票者数が減少した市町村は、投開票日の9月11日に首長選挙や市町村議会議員選挙を控える市町村が多く含まれている。県選管は「すべての選挙で期日前投票が始まる7日以降の伸びを期待したい」との見解を示しており、町村議会議員選挙や町村議員選挙の期日前投票が始まった後に増加する可能性もある。

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