川崎の路上でタクシー運転手殴り、料金払わず逃走 容疑の神奈川県任用職員逮捕 「覚えていない」と否認

高津署

 高津署は5日、強盗傷害の疑いで、自称茅ケ崎市東海岸北5丁目、県福祉子どもみらい局の会計年度任用職員でペルー国籍の男(27)を逮捕した。

 逮捕容疑は、同日午前3時40分ごろ、川崎市高津区二子2丁目の路上で、タクシー運転手の男性(65)の顔を殴り、乗車料金4340円を払わずに逃げた、としている。「覚えていない」などと供述し、容疑を否認している。

 署によると、男は当時、酒に酔っていた。男性運転手に料金支払いを求められた際、「うるせぇ」と怒鳴って男性を殴り、逃走。駆け付けた同署員が、近くのマンション敷地内で寝込んでいた男を発見し逮捕した。

 県人事課は「職員が逮捕されたことは誠に遺憾。逮捕に至った経過や事実を確認した上で、厳正に対処する」とコメントした。

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