中部横断道を活用して静岡県内外の特産品を清水港から輸出する取り組みに力を入れている静岡県は、シャインマスカットの輸出に初めて乗り出しました。
清水港から海外に輸出される農作物は、静岡県内産のミカンやイチゴなど冬を旬とするものが多く、夏に清水港からの輸出量を増やすことが課題となっています。
静岡県は、去年2021年8月に開通した中部横断道を活用し、山梨県や長野県などから海外への輸出品を増やそうとしていて、9月5日は山梨県で3日前に収穫されたシャインマスカットを清水港からタイに初めて輸出するためコンテナに積み込みました。コンテナを積んだ輸送船は8日に清水港を出発する予定です。
<静岡県 産業革新局 マーケティング課 加藤哲司主任>
「今後のシャインマスカットの輸出が清水港から積極的に行われるように期待しています」
静岡県は今後、台湾や香港などに輸出する検証も行うとしています。