〈動画あり〉初の飲食販売も かぼちゃ祭りとタイアップ 上越市大町5「まちやdeマルシェ」

 上越市大町5の雁木通りで4日、「まちやdeマルシェ」(同実行委員会主催)が開かれた。
 同市大町5丁目の活性化を目的に昨年度から開いているイベントで、雁木の下に出店がずらりと並び、雨を気にせずにできることが特徴となっている。

雁木通りに出店が並ぶ。幅広い年齢層が会場を訪れた

 3回目となる今回は「かぼちゃの前祭り」と題して実施。毎年9月9、10の両日に同町内の五ノ辻稲荷神社で開かれる「かぼちゃ祭り」の事前イベントと位置付けた。
 クラフト作家の作品販売や物作りのワークショップに加え、昨年度はできなかった飲食物の販売を今回初めて実施。県内のブルワリー4社による「クラフトビール祭り」やキッチンカーなどがにぎわいを見せた。また、2会場に分けてのステージイベント、和装のファッションショーといった催しも行われた。

今回から飲食物販売を実施。県内ブルワリーによるクラフトビール販売も行われた

 かぼちゃ祭りに関連したイベントも。8月に同市下百々で開かれた「ジャンボ南瓜コンテスト」の入賞作が奉納され、同神社で展示。旭会館で開いたステージイベントでは、実行委員会が製作した短編映画『かぼちゃ物語』を上映した。かぼちゃ祭りの由来を紹介する内容で、江戸時代の飢饉(ききん)の際、五ノ辻稲荷神社の神主の中島左近さんがカボチャの栽培を農民に指導し、炊き出しや普及に努めた物語をイラストと語りで描いている。同イベントが初上映となり、ユーチューブでも公開している。

かぼちゃ祭りの由来を紹介する短編映画『かぼちゃ物語』を初上映

 同市北城町1から訪れた女性客は「(映画を見て)かぼちゃ祭りがもっと楽しみになった。ビールが飲めるイベントも久しぶりでうれしい」と話していた。
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動画『かぼちゃ物語』 

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