静岡県牧之原市で9月5日から始まった将棋の王位戦第5局。3連覇を目指す藤井聡太五冠に豊島将之九段が挑みます。勝負の行方とともに気になる「勝負メシ」について取材してきました。
静岡県牧之原市の平田寺が舞台となった第63期王位戦第5局。藤井聡太五冠と豊島将之九段、第4局を終えて藤井五冠が3勝と3連覇に王手をかけています。
＜影島亜美キャスター＞
「将棋のタイトル戦といえば気になる勝負メシ！いったいどの料理が選ばれるんでしょうか？」
勝負メシの候補として牧之原市と商工会が主催した「勝負メシプロジェクト」に、市内18の飲食店が名乗りをあげました。その中から、5日、藤井五冠が選んだ勝負メシは…。
＜店主＞
「お待たせしました」
藤井五冠が食べたのは「旨いもん処民宿もりまさ」（牧之原市片浜）の「藤吉郎風コロッケランチ」。牧之原産の玉ねぎをたっぷり使ったクリームコロッケとカツオを海藻で包んだ「め巻き」などがセットになっています。
＜旨いもん処民宿 もりまさ店主 森田裕さん＞
「（選ばれたことを）聞いたときは足がガタガタガクガク。選ばれるように頑張ってきたんですけど夢のような感じです」
一方、豊島九段は「割烹海舟」（牧之原市波津）の「海舟御膳」を選びました。
午前と午後の「おやつ」で両棋士ともに選んだ逸品が…。「静波しふぉんけーき」（牧之原市静波）の自信作「牧之原和紅茶しふぉん」です。
＜影島亜美キャスター＞
「ふわふわしっとりしている。鼻に抜ける地元のお茶もいい香り」
＜静波しふぉんけーき店長 佐藤健一さん＞
「正直びっくりした。うちでいいのかなって。食べていただき、気持ちを落ち着かせていただいて、いい試合をしていただければと思います」
午前中は、紅茶を使ったシフォンケーキを食べた藤井五冠。午後のおやつは米粉を使ったパンケーキをチョイスしたそうです。
王位戦第5局は、6日も牧之原市の平田寺で行われます。
