番組ファンは聖地?南平岸の"テレビ局跡地"…"高台"のマンションに注目【札幌】

市内のあちこちで再開発が進む札幌市。
豊平区平岸のテレビ局があった高台ではマンションなどが建設中ですが、高台だからこその人気もあるようです。豊平区平岸がいま人気上昇中。そのワケを取材してきましたよ~。

札幌市・豊平区平岸では元・自衛隊札幌病院の跡地に大型商業施設や病院、マンションなどが一体化した大規模な建設が進められています。

インフォメーション・システム・キャビン 志田 真郷さんは、この再開発で平岸エリアの大きな課題が解消したと話します。
「中央区以外で地下鉄が2本走っているのは豊平区だけ。利便性が高くて注目されていた平岸街道沿い。課題は大規模な商業が少ない古い町。自衛隊札幌病院跡地が結構大きな開発なので、生活利便性が向上し平岸~南平岸にかけてさまざな計画が動いてる」とのこと。

旧HTBの駐車場跡地にはマンションの建設が進んでいます。
「ライオンズ南平岸ディアレジェンド」。地上15階建てで91戸が入り10階角部屋の3LDKで、販売価格は4200万円台です。

モデルルームの一般公開は8月27日からの予定で、販売開始は9月中旬からなんですって。

南平岸駅から徒歩5分の立地で、隣には平岸高台公園、道路を渡れば平岸プールが。

オリックスグループ大京の松井正浩課長は「窓からは藻岩山などが一望できる。付近には小中学校があり、子育て世代にも住みやすくなっている」と話します。

そして、このマンションの向かい側で旧HTB本社があった場所には「ピースフル高台公園onちゃんヒルズ」という、戸建て住宅地ができる予定です。

なぜ高台の物件に注目が集まっているのかというと…

「現在は大雨、洪水の警戒がされるようになった。中央区は低地。シミュレーションでは豊平川が氾濫すると十数分で札幌駅付近も水害になる。平岸の高台は再注目されている」とインフォメーション・システム・キャビンの志田さん。

南平岸駅に近い平岸街道で営業を続け8月25日で49周年を迎える「オーム模型」。親子2代で半世紀、この地域を見守ってきました。

小学生のとき店に通っていたという男性が結婚を報告しに来てくれたり、親子3代にわたる店のファンがいたりと客とのつながりがオーム模型の良さのひとつだといいます。

「地域と商店のみんなが和気あいあいと地域を盛り上げられたら良い」とオーム模型の逢坂健一店長。母親の利江さんも「お客さんとコミュニケーションとれるのが楽しい。いまスマホばかりの時代だから、じかに話して答えが欲しい人がいる。少しでも役に立てばいいなと思う」と話します。

豊平区・平岸でも進む再開発。利便性が増すだけではなく、人の温かさも残った街になりそうですね。

*みんテレ8月24日OAのものです

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