議会で宗教の話はNG?橋下徹『めざまし8』での発言に視聴者が違和感「偽善ぶるのはもう止めて」「LGBT差別を糾弾する資格はない」

『めざまし8』に視聴者が猛反発

9月5日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が出演。幸福実現党・石川信夫市議(65)が、LGBTQなど性的少数者に関して「できたら静かに隠して生きていただきたい」と発言したことについて意見を述べるも、一部から「マイノリティーの味方して偽善ぶるのはもう止めたら?」「統一教会を擁護する古市憲寿と橋下徹にLGBT差別を糾弾する資格はない」と違和感を訴える声が上がっている。

2022年6月、市議会定例会で今月から導入される予定の“パートナシップ宣誓制度”について、制度の導入に反対という立場の栃木県下野市の石川市議は「私は決して差別主義者ではありません」としたうえで、「できたら静かに隠して生きていっていただきたいなというふうに思う。その方が私は美しいと思いますし、社会に混乱が起きないと思います」と発言。

さらに、当時の市長の答弁に対しても「市長は人権と言いますけれども、人権の上に神権というものがある。神様の権利があることを忘れちゃいけません。差別をしているんじゃない、区別をしたんだと。男女を区別をしたんだということを忘れてはいけない」と主張し、議題の制止を振り切り、「旧約聖書にソドムとゴモラとという話が創世記に載っているんです。その時代というは大変性的に乱れた時代でした」「その時代には今と同じような混乱が大変起きました。それで一瞬にしてその街は灰になりました」などと持論を繰り広げていた。

これについて、コメンテーターとして出演していたモデルの長谷川ミラ(25)から「信仰はちょっと置いといて「こういった場でひとつの意見として言うのはどうなんですか?市議会で認められてるから、しょうがないとしか言えないんですか?」と聞かれた橋下は、「本来、宗教の話は宗教の場でやってもらいたいんですけど」としたうえで、「ただ日本の議会というところでは、誹謗中傷でなければ基本的には言論でやり合う」と回答した。

また、幸福実現党自体がLGBTQを公的に認めない方針をとっていることについて、司会の谷原章介(50)から「議会の中で“神権”という言葉を用いました。これ、いかがでしょう?」と話を振られると、橋下は「僕は議会の中で宗教の話をしてほしくないんですけれども。ただその話が禁じられているわけでもないので、議長が発言を止めるか、ないしはそれは議員同士で厳しく批判し合うか、最後は有権者の選挙という審判で決めるべきところだと思う」と持論を展開させた。

「同性婚の議論についてはネット上でも賛否が分かれている部分ですが、橋下の発した『僕は議会の中で宗教の話をしてほしくない』という言葉に違和感を覚えた視聴者が多かったようです。というのも、今にはじまったことではありませんが、旧統一教会の問題が浮き彫りになってからというもの、多くの政治家と宗教の癒着が問題になっていますよね。国葬も与野党内で話し合いの場をもうけなかったことも問題になっていますし『今一番政治家に議論してほしいのが旧統一教会=宗教の話しなんだけど……』『橋下徹なにいってるの?』『議会で宗教は議題にすべきではない?国会で統一教会と自民党の問題だけを取り上げて重要案件の審議を遅らせたがってる立憲共産党もいるがな』といった不信の声が上がっていました」(政治ライター)

一方で、橋下の「なぜこの法律婚、同性婚が認められないかというと、今の自民党政権の中でこの同性婚に関しては反対の人たちがたくさんいて、これ同性婚に反対している人たちは言葉には発していないけれども、結局は法律で認めないってことは『隠れて生きていけ』っていうことに僕は等しいと思う」という意見に関しては同調する声もあった。

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