山本舞香&瀧本美織が「Sister」でW主演。衝撃のラブサスペンスで溝端淳平を奪い合い

日本テレビ系では10月2日から、山本舞香と瀧本美織がダブル主演を務め、溝端淳平が共演する連続ドラマ「Sister」(木曜午後11:59=読売テレビ制作)がスタートする。

本作は、原作・あやぱん氏、漫画・蜆ツバサ氏による同名コミックをドラマ化。再会した初恋の人が、姉の婚約者になっていたことから、“秘密”と“裏切り”の連鎖が開始。登場人物たちの裏の顔が暴かれる中で絡み合う、先が読めない怒濤(どとう)の衝撃展開が待ち受けるノンストップ・ラブサスペンスだ。

山本が演じるのは、広島出身でデザイナーとして一人前になるのが夢である三好凪沙。美人で仕事もできる姉・沙帆が自慢で一緒に暮らしており、料理や家事も全部沙帆にしてもらっている。純粋で人を疑うことを知らない。自分がつらい時も、笑顔を見せる頑張り屋だ。ある日、姉に紹介してもらった転職先のデザイン会社で、初恋の人である麻倉陽佑と再会。くすぶっていた初恋の思いが再び燃え上がるが、彼は沙帆の婚約者だと分かる。そして、沙帆には陽佑との過去の関係は、絶対に言えないと思う。初恋の“陽佑への思い”と“大好きな姉への思い”のはざまで揺れることになるキャラクターだ。

山本は「原作を読んだことがあったので、『これを実写化するのか』とびっくりしました。凪沙としっかり向き合いたいと思います。瀧本さんや溝端さんとご一緒させていただくのは初めてなので、楽しく撮影できたらうれしいです。山本(大輔)監督とは初めましてで、湯浅(弘章)監督は2度目なので、役のことをお話しながらお芝居したいと思っています」と意気込みを語っている。

そして、瀧本が扮(ふん)するのが、凪沙の姉・沙帆。東京でスタイリストの仕事をしており、美人で仕事もでき、周りからの評判もいい。完璧な女として周囲から憧れられており、凪沙の初恋相手である陽佑と婚約している。妹思いで、すてきなよき姉のように見えるが、実は、凪沙に対して“ある思い”があり、次第にその狂気的な思惑が明らかになっていく。

本作について、「まず率直に、『ぶっ飛んでる!』と感じました」と口にする瀧本は、「俯瞰(ふかん)して見れば、私の演じる沙帆の行動は突拍子もなく、理解できないことかもしれません。だからこそ、沙帆がどんな思いを抱えて動くのか? その背景と内面を知ることに興味が湧き、そして自分がこれをどう表現していけるのか? とてもチャレンジングだと思い、飛び込んでみました。冒頭以外に落ち着いて見れるシーンがあるのだろうか? きっと、皆さんの心はずっとざわついてしまうと思います」と衝撃の内容を予告。

続けて「それぞれの感情の起伏も激しくジェットコースターのような展開なので、自分もそれに乗っかり、楽しみ、とことん沙帆という人に寄り添っていきたいと思います。人を愛するとここまでになってしまうのか…複雑に絡み合う人間ドラマを楽しんでいただけたらうれしいです」とメッセージ寄せている。

また、溝端は沙帆の婚約者である陽佑役を務める。凪沙が転職したデザイン会社の営業担当で、少しぶっきらぼうだが優しくて、仕事もできるイケメン。沙帆が凪沙の姉だとは知らずに、長年付き合っている彼女の沙帆と婚約している。実は過去に沙帆との間に“ある出来事”があり、そのことを凪沙には隠している役どころだ。

溝端は「初めて原作を読ませていただいた時は正直、恐怖を感じました(笑)。ですが、読み進めていくうちに、その恐怖心があおられるように読む手が止まらなくなる…そんな魅力を感じました」と物語に引き込まれた様子で、「僕が演じる陽佑は、恋愛ドラマに出てくるいわゆるヒーローでもなければ、ヒールでもありません。気が狂ったように姉に愛され、異常なほどに妹を愛してしまう。きっと、この姉妹に出会わなければ、穏やかに暮らしていたであろう人物です」と役柄を説明。

さらに、「とにかくジェットコースターのように物語が展開していくので、エンタメとして作りつつ大味にならないよう、微細な人物像や関係性を描いていけたらと思います」と抱負を述べ、「瀧本さんとは何度も共演経験があり、とても信頼の置ける方なので心強いです。個人的には、粘着性のある緊張感がずっと続くような作品になる気がしています。スリリングな展開にのめり込んでいただければ幸いです。瀧本さん演じる沙帆に絡み取られつつ、山本さん演じる凪沙をこの上なく愛する陽佑を誠心誠意演じさせていただきます」と意欲を燃やしている。

作品を手掛ける中間利彦プロデューサーは「長い自粛生活で鬱屈した気持ちが続いている今だからこそ、癖が強過ぎるぐらいの刺激的なストーリーを届けたいなあ、と模索している中で、この作品に出会いました。圧倒的な刺激の連続に、ゾクゾクしました。そして、刺激的な原作ストーリーに、ドラマ版ならではのオリジナル要素&展開を埋め込ませていただきました。“人を愛する切ない思い”を描く恋愛模様の中で、登場人物たちの“裏の顔”が次々と暴かれていく、まさにジェットコースターのようなラブサスペンスドラマです」と解説。

キャストに関しては、「過酷な状況に直面しながらも一生懸命に前を向き立ち向かっていく妹・凪沙は、キュートな笑顔の中に秘める心(しん)の強さが印象的な山本舞香さんに、そして、愛する人を手に入れるため次々と狂気的な姿を見せていく姉・沙帆を、かれんな笑顔と妖艶(ようえん)な色気を併せ持つ瀧本美織さんに演じていただきます。全く違った魅力を持ち合わせている同郷出身(鳥取出身)のお二人は、ビジュアル撮影の際は本当の姉妹のようでした。ビジュアル撮影だけでこんなにワクワクしたのは、正直初めての経験です。そんな2人がこれからどんな化学反応を起こしていくのか…、楽しみで仕方ありません!」と大いに期待。

加えて「2人が愛する麻倉陽佑役は、立ち姿のりりしさと目の奥に優しさと危うさを兼ね備える溝端淳平さんにお願いしました。溝端さんだからこそ出せる説得力で陽佑を演じていただきたいと思っています。まさに思い描いた理想の3人に集まっていただけました」と自信を見せている。

© 株式会社東京ニュース通信社