松本潤主演「どうする家康」の“ちょっと変わった”ロゴが決定

松本潤が主演を務め、NHK総合ほかで2023年放送の大河ドラマ「どうする家康」(日時未定)のロゴが決定した。

ドラマの脚本は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「相棒」シリーズ(テレビ朝日系)、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズ(ともにフジテレビ系)などで知られる古沢良太氏が担当。誰もが知る歴史上の有名人である徳川家康の生涯を、新たな視点で描いた波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント時代劇だ。

デザインは、浅葉球、飯高健人、石井伶の3人のグラフィックデザイナーで活動するデザインユニット・GOO CHOKI PAR(ぐー・ちょき・ぱー)によるもの。これまでに、ISSEY MIYAKE、NIKE、Redbullなどのグラフィックを手掛け、パラリンピックの東京2020大会において、アイコニックポスターを制作した。

ロゴのコンセプトとして、「どうする、どうする。家康の頭の中は、ぐるぐるぐる。行ったり来たり、巡り巡って気付ばまるっと天下統一。強くもあり、弱くもある。怒りもあり、優しさもある。時代の激流の中で、揺れ動く家康の人間味あふれる生きざま。松本潤さんが表現する新しい家康像を、有機的かつ躍動感のある文字の表情で描き出したいと考えた。悩みながら、翻弄(ほんろう)されながらも、なし得た天下統一の偉業。円形の塊は、一本道ではいかず必死に時代を転がり続けた家康の人生の旅路を表現している」と発表されている。

番組を手掛ける制作統括の磯智明チーフプロデューサーは、「GOO CHOKI PARというユニークなユニット名の若い3人組デザイナーに『どうする家康』タイトルロゴをお願いしました。ちなみに3人の名刺にはグーチョキパーのマークが書かれていて、ジャンケンができるようになっています。彼らがつくったロゴは全く意表を突いた、丸いマークのロゴでした。家康の人生は波瀾万丈で、必死に転がり続けるようで円形になったと…。そういわれれば、徳川家の葵の御紋のようにも見え、家康の和を尊ぶ精神を表現しているような。家康が目指したのは四角四面でなく、多様な価値観を受け入れる丸い世の中でした。甲冑(かっちゅう)にロゴを重ねたイメージ画は、鎧(よろい)に家康の刻印が押され、彼の不屈の生きざま、不動の精神を示しているようにも見えます。大河ドラマのタイトルロゴとしてはちょっと変わっていますが、そこには深いメッセージが込められています。ドラマともども親しんでいただけるとうれしいです」と説明している。

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