北日本 台風から変わる低気圧が接近 7日(水)にかけて暴風や高波に警戒を

6日(火)午後3時の台風11号の位置と進路予想

 大型で強い台風11号は、日本海を北北東へ進んでいる。台風は6日(火)夜までに日本海北部で温帯低気圧に変わる見込みだが、北日本を中心に暴風やうねりを伴った高波に警戒が必要となる。

6日(火)午後9時の雨と風の予想

 大型で強い台風11号は、6日(火)午後3時には日本海にあり、1時間におよそ80キロの速さで北北東へ進んでいる。中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで暴風域を伴っている。台風は日本海を北北東へ進み、6日(火)夜までに日本海北部で温帯低気圧に変わり、7日(水)にかけてサハリン付近へ進む見込み。また、西日本を中心に、台風に吹き込む暖かく湿った空気や、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となりそうだ。

暴風・高波

暴風・高波

 台風11号の影響により、西・東日本は大しけやしけとなっている所がある。西日本は6日(火)、東日本は7日(水)にかけて、大しけやしけとなる所がある見込み。また、台風11号や台風から変わる温帯低気圧の影響で、北海道は次第に風が強まり、7日(水)にかけて非常に強い風が吹き、大しけとなる所がありそうだ。北日本を中心に、7日(水)にかけて、暴風やうねりを伴った高波に警戒が必要となる。

大雨・雷・突風

7日(水)午後6時までの24時間予想降水量(多い所で)

 西日本は6日(火)を中心に、東日本は7日(水)にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要だ。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。

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