俳優の綾野剛が「肖像作品集『Ｐｏｒｔｒａｉｔ（ポートレート）』」（幻冬舎、９９００円）を、４１歳の誕生日にあたる来年１月２６日に発売することを、各メディアが報じた。
記事によると、同写真集は写真家の操上和美さんとの共著。操上さんが、３９歳から４０歳までの綾野の「顔だけ」を撮り続けたという異例の作品となった。
撮影は毎月１度、同じスタジオの同じポジションで行われ、変化する綾野の顔を捉え、８か月かけて撮影したモノクロ写真５４５点を収録するという。
Ａ４変型判、５６０ページの完全受注生産で販売する。１１月７日まで予約を受け付け、指定の書店のオンラインショップから購入した人の中から抽選で３００人が、綾野と操上さんが出演するオンライントークショーに参加できる特典付きだ。
綾野は、「ポートレートという世界に身を投じることによって原点に立ち返れました。操上さんとの挑戦という名の決闘の日々は、作品と自身と他者と向き合うことの大切さを改めて教えていただきました」とコメントしている。
一方、繰上氏は、「撮影中に突然、彼が涙を流したことがありました。私はそれに反応して、静かにシャッターを切り続けました。（中略）彼がなぜ泣いたかとか、もちろん知りませんし聞きません。しかし、とても印象深かった」と貴重なエピソードを明かしている。
「通常の写真集よりもかなり高額だが、なかなかポートレートだけの写真集という発想はなかったはずで、ファンにとってはお宝のような１冊になるはず。立派な特典も付いているので、高額ながらヒット作になるのでは」（出版業界関係者）
綾野が主演をつとめたＴＢＳ系の連続ドラマ「オールドルーキー」は４日に最終回を迎え、番組最高となる平均世帯視聴率１１．６％を記録した。
最終回の前には各ネットメディアに記事が掲載されたことも絶妙なＰＲとなって高視聴率を後押ししたようだが、綾野にとっては思い出深い１作になったはずだ。
