ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』製作発表会レポ

世界中で圧倒的な人気を誇る伝説的漫画「北斗の拳」を初めてミュージカル化し、 2021年冬大きな話題を呼んだ『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』が今年2022年9月にBunkamuraオーチャードホールにて上演決定。 豪華新キャストも加わり再始動。
東京公演は今秋2022年9月25日~9月30日 Bunkamuraオーチャードホールにて、 その後福岡公演 10月7日~10日(予定)キャナルシティ劇場にて上演。

もうすぐ公演、都内で製作発表会が行われた。
まずは歌唱パフォーマンス。
ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜』ミュージカルナンバーをメドレーで。 ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜』カンパニー一同が圧巻の歌唱を披露。
最初はM24 「抗いようもなく」人々が歌うシーン、パワフルで力のこもった歌声が会場いっぱいに響く。衣装を着用しているわけではないのに、ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜』の空気感。

そしてリュウケン(宮川浩)が登場し、「一撃で命を絶つ暗殺拳」と貫禄たっぷりに歌う。続けてM17「兄弟の誓い」トキ(小西遼生)、リュウケン(宮川浩)、青年ラオウ(一色洋平)、青年トキ(百名ヒロキ)、「強くならなければ生き残れない それが北斗のさだめ」とトキとリュウケンが歌う。

それから若手2名、レイ(三浦涼介)とマミヤ(清水美依紗)。初々しい雰囲気。
一転して貫禄。M15「揺るぎない信念」Wラオウ、福井晶一と永井大。

次はM19「ただ愛のために」Wシン、植原卓也、上田堪大。愛を高らかに。

そしてバット(渡邉 蒼)とリン(山崎玲奈/桑原愛佳(Wキャスト))、そして民衆、「未来は自分次第」と歌う。リン役はWキャストなので二人揃っての歌唱はここだけ。

そして再びトキ(小西遼生)登場、そしてレイ(三浦涼介)。M12「願いを託して」、それから女性陣ボーカル、M20「この命砕けようと」Wユリア平原綾香とMay’n、そしてトウ(AKANE LIV)。高音が響き渡る。

そして、ノリノリの2人登場、伊礼彼方と上川一哉、ジュウザ、Wキャスト、これもここだけ。M22「氷と炎」。

再びWユリア、そしてラストはもちろんケンシロウ(大貫勇輔)、M5「心の叫び」、最後はこの言葉「うぉ〜あたたたたたたた〜ほぉわったぁ〜!! 北斗百裂拳!! お前はもう死んでいる!」これで締めくくらないと!!!

それから製作発表会が行われた。出席したのは、大貫勇輔、平原綾香、Mayʼn、小⻄遼生、伊礼彼方、上川一哉、植原卓也、上田堪大、清水美依紗、三浦涼介、福井晶一、永井大、そして演出の石丸さち子。
石丸さち子から再演でブラッシュアップされたところとして「よりシンプルに、よりダイナミックに。応援してくださる皆様、本当に嬉しくって。本公演を重ねる中で『次はこういう風にしていきたいね』と話していました」とコメント。新しく加わったシーンもあり、ここは初演を観劇していたファンにとってはチェックポイント。また作品の魅力について「人間が心を裸にして、人間力で戦った世界観」と語る。「ダイナミックな音楽、繊細な台詞」と言ったが、原作には多くの心に刺さる言葉がある。また1幕ラストのシーン、音楽も新しく用意したとのこと。グッとブラッシュアップ、ここはお楽しみ、見どころとなるであろう。「いろんな変化がありますので」と石丸さち子。
ケンシロウを演じる大貫勇輔は「1年待たずに再演できる、嬉しく思います。稽古場は初演から続投の人もいて、また新しく加わったメンバー、バージョンアップしたものが着々と出来上がっている実感があります。ケンシロウのセリフで、最初の方で『地獄のようなこの時代に、一体何ができるんだ』があります。それが自分の中に突き刺さっていて、この時代に、この作品をやる責任をしっかりとまっとうしなければいけないと日々精進しています。たくさんの方に支えられて、今がある、全力で挑みたい」と語る。

ユリア役の平原綾香は「この作品にまた出演できることが嬉しく、稽古場で皆さんからパワーをいただいて、一生懸命お稽古させていただいています」と語る。また初演については「この経験は一生忘れることはできない」とコメント。作品に出会うまでは『北斗の拳』を深く知ることはなかったそうだが、出会えたことによって「こんなに泣ける作品」と語る。また「ケンシロウがやりたかった」と発言、ここで思わず笑いが。大貫勇輔が「Wキャストで?」と突っ込む一幕も。「ケンシロウは何かに打ち勝って、成長していく役なので、それが羨ましかったんです」と説明する一幕も。ユリア役については「既に完成されていている役どころで、太陽や月のように大役は難しくもあります」と語った。
May’nは「皆さん稽古に集中して、パワー漲って」と稽古場は熱気に溢れている様子。「大切な人を思いやる気持ち」と作品についてコメント。和気藹々と進行、また「ホンがわかりやすく面白くなってる」と伊礼彼方。Wキャストの上川一哉「初めての参加です。たくさんの先輩の背中を見守りながらチャレンジしたい」とコメント。シン役植原卓也は「前回も出演させていただきました。気合い入れ直して!少しずつ一歩一歩進んでいきたい」同じくシン役の上田堪大は「稽古場は明るいですね。初演を思い出して」、マミヤ役の清水美依紗は、ミュージカル初挑戦とのこと。「稽古場でどうすればいいのか…石丸さち子さんやキャストのみなさんにすごく支えられて、たくさんのことを毎日もがきながらけいこに励んでいます。たくさん壁にぶつかっています。この作品はいろんな愛のかたちを知ることができる、ぜひ感じていただけたら」とコメント。ラオウ役の永井大は初参加。「不安を抱えながらの顔合わせでした」と言い、ミュージカルなので当然歌唱シーンがあるが「演技は大丈夫ですが、歌を歌わなきゃいけない時はお腹が痛くなる。少しずつ本番に向けて光が見えてきた」とプレッシャーを吐露。歌唱についてはプレッシャーのようだが、歌唱披露ではミュージカル俳優でWキャストの福井晶一と堂々と。また、大貫勇輔については「すごい体力とすごい運動能力。動きを観てるだけで刺激になる、勉強になる」と絶賛。ラオウはケンシロウの兄、そして最大のライバル「ラオウは大きい人間として見せていきたい、自分の道を貫く、乱暴に突き進むが、最後は愛や哀しみに気がつく。その過程やデリケートさを表現していけたら」と語った。
同じくラオウ役の福井晶一は「とにかく、初演以上のものを。ヤン先生の素晴らしい振付」と語った。また、大貫勇輔は「公演日数は少ないですが、一回、一回の公演で奇跡を起こせるように、全力で一丸となって」とコメント。

【2022年版キャスト】
ケンシロウ: 大貫勇輔
ユリア:平原綾香/May’n(Wキャスト)
トキ:小西遼生
ジュウザ:伊礼彼方/上川一哉(Wキャスト)
シン:植原卓也/上田堪大(Wキャスト)
マミヤ:清水美依紗
トウ/トヨ:AKANE LIV
リュウケン他:宮川 浩
レイ:三浦涼介
ラオウ: 福井晶一/永井 大(Wキャスト)

バット: 渡邉 蒼
リン:山崎玲奈/桑原愛佳(Wキャスト)
ほか

概要
ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』
東京公演
期間:2022年9月25日(日)~30日(金)
会場:Bunkamuraオーチャードホール
主催:ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』製作委員会

福岡公演
期間:2022年10月7日(金)~10日(月祝)
会場:キャナルシティ劇場
主催:キャナルシティ劇場/サンライズプロモーション東京

企画制作:ホリプロ

スタッフ
原作:漫画「北斗の拳」(原作:武論尊 漫画:原 哲夫)
音楽:フランク・ワイルドホーン
演出:石丸さち子
脚本・作詞:高橋亜子
音楽監督:ジェイソン・ハウランド
振付:顔安(ヤン・アン) 辻本知彦
音楽監督補:村井一帆
美術:金井勇一郎
照明:日下靖順
音響:山本浩一
衣裳:前田文子 竹田団吾
ヘアメイク:馮 啓孝
追加音楽:ジェイク・ワイルドホーン
アクション:渥美 博
映像:上田大樹 大鹿奈穂
フライング:松藤和広
歌唱指導:林アキラ
稽古ピアノ:中野裕子
演出助手:菅田恵子 元吉庸泰 矢本翼子
舞台監督:広瀬泰久
キャスト
ケンシロウ: 大貫勇輔
ユリア:平原綾香/May’n(Wキャスト)
トキ:小西遼生
ジュウザ:伊礼彼方/上川一哉(Wキャスト)
シン:植原卓也/上田堪大(Wキャスト)
マミヤ:清水美依紗
トウ/トヨ:AKANE LIV
リュウケン他:宮川 浩
レイ:三浦涼介
ラオウ: 福井晶一/永井 大(Wキャスト)

バット: 渡邉 蒼
リン:山崎玲奈/桑原愛佳(Wキャスト)

リハク他:中山 昇
ダグル他:宮河愛一郎
青年ラオウ他:一色洋平
青年トキ他:百名ヒロキ
フドウ他:澄人
ミスミ他:齋藤桐人
岩瀬光世
輝生かなで
坂口杏奈
LEI’OH
小板奈央美
柴田実奈
島田惇平
野間理孔
森内翔大

公式HP= https://horipro-stage.jp/stage/musical_fons2022/
公式Twitter= https://twitter.com/musical_fons
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