大泉洋を後ろから抱きしめる柴咲コウ 雨が降る中抱き合う有村架純と目黒蓮 「月の満ち欠け」ポスター

12月2日から劇場公開される、第157回直木賞を受賞した佐藤正午による同名小説の映画化作「月の満ち欠け」の、ポスタービジュアルと本予告映像が公開された。

公開されたポスタービジュアルでは、小山内の妻・梢(柴咲コウ)がそっと後ろから小山内(大泉洋)を抱きしめ、二人とも和やかな表情を浮かべる小山内夫婦と、雨が降る中で傘もささずに抱き合う瑠璃(有村架純)と三角(目黒蓮)の姿が描き出されている。

本予告映像では、家族を失い憔悴した小山内の元に、かつて恋人を失った青年・三角が来訪する姿、まったく関係のないように思われた2人の物語が、“瑠璃”という女性の「生まれ変わってもあなたに逢いたい」という強い思いによって交差する様子が描かれている。時を超えた奇跡のラブストーリーである本作。大泉は若かりし頃の生気にあふれる姿と家族を失い憔悴しきった40代の姿を、目黒は恋に落ちる20歳の大学生と39歳で小山内を訪ねる青年の姿を演じ分けている。

キャストも追加発表された。小山内の娘・瑠璃の親友で、瑠璃の死後に母となり、小山内にある頼み事をする緑坂ゆい役に伊藤沙莉。正木瑠璃の夫で、瑠璃を愛しているが時に暴走してしまう正木竜之介役を田中圭が演じる。また、小山内の娘・瑠璃役に菊池日菜子、三角のバイト仲間・中西役と店長役に寛一郎と波岡一喜、八戸に住む小山内の母親・小山内和美役に丘みつ子、小山内の母の介護士・荒谷清美役に安藤玉恵が顔をそろえる。

「月の満ち欠け」は、一見何の関係もない夫婦とかつての恋人たちをつなぐ、数奇で壮大な愛の物語。小山内堅は、愛する妻・梢と家庭を築き、仕事も順調だった。だが、不慮の事故で梢と娘・瑠璃を同時に失ってしまう。深い悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男が訪ねてくる。事故のあった日、小山内の娘・瑠璃が面識のないはずの自分に会いに来ようとしていたという。そして三角は、小山内の娘と同じ名前を持ち、自分がかつて愛した“瑠璃”という女性について語りだす。大泉洋、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウが出演。廣木隆一監督がメガホンを取る。

【作品情報】
月の満ち欠け
2022年12月2日(金)公開
配給:松竹株式会社
©2022「月の満ち欠け」製作委員会

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