テレビ東京系では10月7日から、ドラマ24「孤独のグルメSeason10」（初回は深夜0：42。金曜深夜0：12）がスタート。松重豊主演の人気グルメドキュメンタリードラマが、連続ドラマシリーズ第10作にして、ついに10周年目を迎えることとなった。
ドラマは、原作・久住昌之氏、画・谷口ジロー氏の同名人気コミックをドラマ化した人気シリーズ。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎（松重）が営業先で見つけた食事どころにふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す至福の時間を描いている。2012年1月に放送がスタートすると、食欲をそそる料理のビジュアルと、五郎の大胆な食べっぷり、そして、その時の個性的な“心の声”が話題を呼んで毎年シーズンを重ねてきた。
今回は、巨大な看板に導かれて大衆食堂を訪れたり、都内の高級住宅地で旅行気分と海外の食文化を堪能したり、さらに電光石火のごとく最速で決めた店で豪華魚介料理に胃袋をつかまれたりと、五郎のみならず視聴者のおなかと心を満たしてくれそうな絶品グルメが続々登場する。
10作目を数えることとなった心境について、松重は「節目だなぁ、と。『10』なのか『十』なのか『X』なのか。2桁という数字の重さをかみ締めてます。似たような番組がたくさん出ては消えたと伺いました。ウチは最初から『意気込み』なんてものが皆無なので続いたんじゃないでしょうか」と、あくまでも気負いのないコメント。
そして「目下撮影真っただ中。10年やってもまだまだおいしいお店に出合えてます。僕自身も外食が激減したので、このロケが何よりの楽しみです。そのお裾分けといっちゃなんですが、どうぞご覧あそばせ」とメッセージを寄せた。
番組を手掛ける小松幸敏プロデューサーは「番組開始から10年目、Seasonとしても10作品、さらに10月クールと10ぞろいの今シリーズ。放送日初回も10月7日からでラッキーセブンと縁起よくスタート！ 何かが起こりそうな気配がビシバシ伝わってきますが、そこは『孤独のグルメ』。いつもと変わらず、街に眠っているおいしいお店をスタッフ総出で探し当てるのみです」と喜びつつも、変わらぬ姿勢を貫く様子。
加えて、「10年の節目に何かできないかと、少し画策をしていますが、まずは最終回まで松重さん含め監督スタッフと『完走、完食』し、1食でも多く視聴者の記憶に残る、行ってみたいと思うお店・グルメを届けられるように、今年も胃袋の調子を整えて挑みます！ 秋の夜長のお供に、そして画策が実現するかは最終回までのお楽しみに。追伸、挫折したらスミマセン」と記念すべき新シーズンへの仕掛けについても言及している。
なお、放送開始10周年を盛り上げるべく、これまでのシリーズの一挙放送も決定。Season1～9までを、約半年かけて全話再放送する。9月15日（午後5：30。テレビ東京、テレビ北海道、テレビ愛知、テレビせとうちで放送予定）からのSeason1・第1話「江東区 門前中町のやきとりと焼きめし」を皮切りに、食欲の秋を絶品グルメで楽しみたい。詳細は公式サイト（https://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume10/）をチェック。
