スペースコンパスとスカイルームが地球観測市場に光データリレーサービスを提供するための条件規定書を締結

東京 & 米カリフォルニア州オークランド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- スカイルームとスペースコンパス(NTTとスカパーJSATが新たに設立した合弁会社)は本日、リアルタイムの大容量direct-to-cloudデータ伝送を求めて急成長中の地球観測(EO)市場にサービスを提供するために、スカイルームの最先端の通信・ネットワークシステムを活用して、アジア初の静止軌道(GEO)データリレーサービスを開始することを目的に、条件規定書を締結したと発表しました。両社は2024年に最初のネットワークインフラノードをアジアに配備することを計画しており、2026年までにさらなる容量と世界規模の通信エリアを提供するためにGEOコンステレーションを拡大できると見込んでいます。

世界規模のEOプロバイダーは急速にコンステレーションを拡大しており、その結果として通常は地球低軌道(LEO)上に膨大な量のデータが生成されます。Compass-Skyloomシステムは、GEO衛星からクラウドに直接、EOデータを迅速かつコスト効率よく伝送する手段を提供し、顧客やエンドユーザーが有効期間の短い情報をリアルタイムで活用できるようにするものです。このシステムは、光/レーザー通信端末に依拠して、ビジネスのスピードに合わせたファイバーレスの光通信を実現します。今回の提携は、スカパーJSATの宇宙での実績と事業経験、通信分野におけるNTTの力量、そしてスカイルームの最先端の革新成果を組み合わせ、EO市場向けの共同アーキテクチャーとサービスの両方を投入するものです。

スペースコンパスの代表取締役・共同最高経営責任者(CEO)を務める松藤浩一郎は、次のように述べています。「この新しいチームは、スカイルームの最先端の通信技術とインフラソリューションを活用することで、私たちが地球観測のお客さまにクラス最高のサービスを共同で提供できるようにしてくれます。」

スカイルームの創業者でCEOのマルコス・フランセスキーニは、次のように述べています。「スカイルームはスペースコンパスと力を合せることで、宇宙事業と通信事業の2市場における強みを活用できることを大変うれしく思います。私たちは、地球観測市場にデータ伝送の画期的な能力を提供できるものと期待しており、これは今後の始まりに過ぎません。」

スペースコンパスの代表取締役・共同最高経営責任者(CEO)である堀茂弘は、次のように述べています。「今回の提携により、より大規模な非地上波ネットワークへの第一歩として、超高速かつリアルタイムのデータリレーを非常に経済的な方法でお客さまに提供できることを、私たちは大変うれしく思います。光データリレー技術は、GEO、LEO、地上を結ぶ領域におけるネットワークとコンピューティングを革新する上での要であると確信しています。」

株式会社スペースコンパスについて

スペースコンパスは、日本のICT大手であるNTTと、アジア最大の衛星通信事業者であるスカパーJSAT株式会社による合弁会社です。持続可能な社会の実現に資するべく、宇宙統合コンピューティング・ネットワークを構築していきます。詳細情報については、当社サイト(space-compass.com)をご覧ください。

スカイルーム・グローバル・コーポレーションについて

スカイルームは、カリフォルニア州オークランドに拠点を置く通信の革新企業で、惑星規模のデータ伝送サービスを提供するために、明日の宇宙通信インフラの基本的な部分の1つを開発・導入・運用することを使命として設立されました。当社は、宇宙光通信における深い伝統を活用し、顧客や意思決定者が有効期間の短い情報を活用できるよう、リアルタイムのデータ伝送を実現しています。www.skyloom.co

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