明るい高速流星が多い9月。中でもペルセウス座ε(イプシロン)群に注目したい。極大(流星群の活動ピーク)は9月10日。国立天文台に見える時間帯や方角などを聞いてみた。
ペルセウス座ε群とは
ペルセウス座と言えば、8月の流星群が有名だが、9月にも放射点(流星群の流星がそこから放射状に出現するように見える点)の違うペルセウス座ε流星群がある。出現数はあまり多くはないが、毎年出現が予測されている。母天体ははっきりとは分かっていない。
出現期間と極大
出現期間は9月5日~17日までで、出現数は1時間に3個程度とあまり多くない。極大は9月10日午前2時の予想。極大が満月と重なるため、観測条件としては良くないが、満月の夜空でも見えるくらい明るい流星が飛ぶこともあるという。
観測にお勧めの時間帯や方角
極大となる10日午前2時から4時がお勧め。流れ星は空全体に現れるため、なるべく空の広い範囲を見渡せる場所を選ぼう。レジャーシートを敷いて地面に寝転んだり、背もたれが傾けられるイスに座ったりすると、楽な姿勢で観察できる。朝晩は冷え込むため、防寒対策も用意しておくと良さそう。ペルセウス座ε群の出現数は少ないが、ぎょしゃ座などの小流星群が複数あるため、ゆったりとした気持ちで空を見上げたい。極大が満月と重なるため、出現期間に広く観察してもよさそうだ。
10日の各地の天気
(10日12時、気象庁発表)
札幌:晴れ
仙台:晴れのち曇り
新潟:晴れ
金沢:晴れのち曇り
福井:晴れのち曇り
東京:晴れ時々曇り
長野:曇り時々晴れ
名古屋:晴れのち曇り
大阪:曇り
高松:曇り時々雨
松江:曇り
広島:曇り
福岡:曇り時々雨
鹿児島:晴れのち曇り
那覇:晴れ時々曇り